『マーベルズ』3人揃って『ブラック・ウィドウ』を観に行っていた ─ お姉さん2人はカマラ役に「過保護気味だった」?

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マーベルズ』では、新チーム“マーベルズ”の結成にあたり、3人のヒーローが猛特訓に励んだ。それは演じた3人のキャストも同じだったようで、撮影開始前にはチーム力を鍛えるためのセッションが行われていたという。
米The Hollywood Reporterで製作当時を振り返ったミズ・マーベル/カマラ・カーン役のイマン・ヴェラーニによれば、撮影開始後にはキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース役のブリー・ラーソンとモニカ・ランボー役のテヨナ・パリスと、あるMCU映画を鑑賞しに行ったという。
「チームビルディングのためのエクササイズを何度か行いました。ロンドンに着いて1週目には、みんなで『ブラック・ウィドウ』を映画館で観ました。テヨナ(・パリス、モニカ役)とお会いしたのはそこが初めてでしたね。すごく素敵でした。」
『マーベルズ』の撮影は、『ブラック・ウィドウ』公開と同時期の2021年7月にスタートした。奇しくも同作は擬似家族を築き上げてきたヒーローたちの物語。さらにブラック・ウィドウはMCU女性ヒーローの先駆者であるから、鑑賞にも最適な映画だったのだろう。

ヴェラーニによれば、先輩2人は「私が一番若いからって過保護気味だった」とのこと。その一方、「それぞれのキャラクターについては私の方がずっと詳しかったです(笑)」と、マーベルについてオタク並みの知識を持つヴェラーニが助ける時もあったようだ。
“過保護気味”だったというが、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンは、先輩としての務めを強く意識していた。『マーベルズ』公開後に出演した米トーク番組では、自身のMCUデビューの経験を思い起こしながらこう語っている。
「キャプテン・マーベルを最初に演じた『アベンジャーズ』では、スカーレット・ヨハンソンがいてくれたのでラッキーでした。彼女が最初に私を歓迎してくれて、そのおかげで彼ら全員と一緒にいることができました。それだけではなく、“あなたならできる”と言ってくださり、私の質問全てに答えてくださったんです。あれは本当に貴重なことでした。
だから、もし他の方がスーパーヒーローを演じる時は、“もし必要だったら、そばにいるからね”って感じでいようと決めていました。“私はキャロル・ダンヴァースみたいにいつも忙しいってわけじゃないから、いつでも話しかけて”って。」
映画『マーベルズ』は公開中。
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Source:THR,The Tonight Show Starring Jimmy Fallon