『遊星からの物体X』リブート企画が進行中、ジョン・カーペンターが参加を示唆

SFホラーの金字塔『遊星からの物体X』(1982)リブート企画の製作が進められているようだ。米Varietyによると、企画は初期段階にあるという。
『遊星からの物体X』は、1938年に刊行されたジョン・W・キャンベル著の小説『影が行く』が原作。極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、謎の生命体と観測隊員達の死闘を描いた、映画史に刻まれる名作だ。
報道に先駆けて、オリジナル版の監督ジョン・カーペンターはファンタジア国際映画祭に登場。ブラムハウス・プロダクションの創設者ジェイソン・ブラムと共に、リブート企画に参加する可能性を示唆していた。「(ジェイソン・ブラムは)『遊星からの物体X』リブート企画に取り組むみたいですよ。私も企画に参加するかもしれません。多分、将来的にはですけど」。間髪入れずに記者から「前日譚、続編、リメイクですか?」と問われたところ、「君には教えません」と詳細までは明らかにしなかった。
2020年1月、ユニバーサル・スタジオとブラムハウス・プロダクションが、『遊星からの物体X』のリメイク企画が製作中であることが発表された。同作は『影が行く』ではなく、2018年に発掘された完全版に当たる原稿『フローズン・ヘル(原題:Frozen Hell)』を基にした作品とのこと。ただし、ジョン・カーペンターが今回示唆したリブート作品と同じ企画なのかは不明だ。
Source: Variety