『マイティ・ソー バトルロイヤル』ポストクレジットシーンの真相、脚本より判明

映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』のポストクレジットシーンの真相がついに確定した。先日、米ウォルト・ディズニー・カンパニーは本作の英語脚本を公開。そこに記されていた内容より、かねてより有力視されていた説が真実であったことが裏付けられたのである。

「サノスの軍艦」
『マイティ・ソー バトルロイヤル』のエンドクレジットでは、その途中にソーとロキのシーンが挿入される。
ヘラを倒すことと引き換えに、土地としてのアスガルドを失ってしまった一行は、国民を脱出船に乗せて地球へと向かうことになる。地球へ戻ることに不安を抱えるロキをソーは励ますが、そこに突如として巨大な宇宙船が姿を現すのだ。
このたび公開された脚本の最終ページには、以下のような記述が確認できる。
Then through the window, they see THE MASSIVE FORM OF SANCTUARY-2, THANOS’ WARSHIP approaching.(窓の外に、巨大なサノスの軍艦・サンクチュアリIIが近づいてくるのが見える。)
A wider view allows us to see all of Sanctuary-2, dwarfing the Ark in size.(サンクチュアリIIの全体が見えて、アーク[※脱出船の名称]が小さく見える。)
以前、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、この巨大な宇宙船が「サンクチュアリII」という名前であることを明かしていた。コミックでもサンクチュアリIIはサノスの宇宙船なのだが、マーベル・シネマティック・ユニバース作品において、コミックの設定が必ずしも映画に反映されているとは限らない。『マイティ・ソー バトルロイヤル』に登場した「サンクチュアリII」が、本当にサノスの軍艦であると断じることはできなかったのである。
しかし脚本に「サノスの軍艦」と書かれている以上、本作では描かれなかった恐ろしい出来事がこの後に待っていることは、もはや疑う余地もないだろう。なにせ、サノスが求めているインフィニティ・ストーンのひとつ、四次元キューブ(スペース・ストーン)をロキは崩壊寸前のアスガルドから持ち出しているのだ。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、おそらくソーやロキ、ハルク、ヴァルキリー、ヘイムダルといった脱出船の面々が初っ端からサノスと激突することになりそうだ。そこで何が起こるのか、予告編でソーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが対面している理由は……。その顛末は、2018年4月27日の全国公開で明らかになるわけである。
Sources: http://comicbook.com/marvel/2018/01/10/thor-ragnarok-thanos-ship-post-credits-infinity-war-/
http://www.waltdisneystudiosawards.com/media/scripts/thor_ragnarok.pdf
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ