クリス・ヘムズワース、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』でのソー役卒業を否定 ─ 「定年には早すぎる」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のソー役で知られるクリス・ヘムズワースが、『マイティ・ソー』シリーズの最新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』での“卒業”を否定した。ポーランドのメディアElle Manにて語った。
『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』では、ナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターがハンマーを手にし、いわば“女性版ソー”として登場(ただしタイカ・ワイティティ監督はこの言い回しを好んでいない)。インタビュアーから「次回作で引退ということですか?」と問われるや、「とんでもない!」と切り返した。
「僕が定年を迎えるには早すぎますよ(笑)。ソーはまだまだ若い、たったの1,500歳ですから。間違いなく、このブランドにお別れするような作品ではありません。少なくとも僕はそう思っています。」
ここ数年間、クリスの動向を追いかけてきたファンにとっては、その心境に大きな変化があったことがわかるだろう。なぜなら『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の公開前、クリスは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)をもっての卒業を一時明言していたのである。ところがその後、『マイティ・ソー』シリーズはMCU史上初となる単独映画4作目が決定。いまや、クリスは卒業どころか今後にも前向きな姿勢を示している。
その要因となったのが、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)でソーというキャラクターの再開発に成功したタイカ・ワイティティの存在だ。もちろん『ラブ&サンダー』にも続投し、脚本・監督を兼任。クリスは過去、次回作の脚本について「最高の脚本」「めちゃくちゃヤバい」と語っていたが、今回も作品への期待を前面に押し出している。
「脚本を読んで言えるのは、僕が本当に楽しみにしているってことです。ラブとサンダーでいっぱいの撮影になると思う(笑)。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の後もマーベル・ユニバースに関わって、ソーの物語を続けられるのがうれしいですね。プロットについては何も言えませんが、『マイティ・ソー バトルロイヤル』の時よりも脚本を読むのがずっと楽しかった。これが何かの証拠になると思うんですよ、あの映画も見事だったわけだから。」
映画『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』は2022年2月11日に米国公開予定。撮影は2021年初頭にオーストラリアで開始される。出演者はクリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、テッサ・トンプソン、クリスチャン・ベールほか。
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Source: Elle Man