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『サンダーボルツ*』のバッキーは『ゴッドファーザー』のアル・パチーノ? セバスチャン・スタンが証言

サンダーボルツ
(c) 2025 MARVEL

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『サンダーボルツ*』で思わぬカムバックを果たすバッキー・バーンズ。なんと今回は、MCUのアンチヒーロー(=“悪党たち”)を取りまとめるチームリーダーとしての役目を託されての再登場だ。

演じるセバスチャン・スタンは、今回のバッキーを映画史に残る有名キャラクターになぞらえながら語っている。それは、『ゴッドファーザー』シリーズでアル・パチーノが演じたマイケル・コルレオーネ。英Empireの取材にて、スタンは『ゴッドファーザー PART III』(1990)の名シーンを引用した。

「アル・パチーノのセリフみたいですよね(笑)。“足を洗おうとするたびに呼び戻される(Every time I try to get out, they pull me back in)”って。バッキーはこのチームに出会い、彼らがある意味で自分にそっくりだと気づきます。だから貢献できることがある、自分がリーダーになれると感じるのでしょう。」

ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最後
TM & © 1990 by Paramount Pictures. All Rights Reserved. FROM ZOETROPE STUDIOS TM, (R) & ©2014 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

よりによって『PART III』のマイケル・コルレオーネのセリフを参照するとはちょっぴり不穏な気がしなくもないが、本作のバッキーが、かつてないほどのびのびと活躍しているであろうことは予告編での弾けぶりからも明らかだ。以前、スタンは「彼(バッキー)は今、とても楽しい場所にいます。僕が思うに、ここが正しい居場所なのでしょう。変わり者の集団のなかに、彼はぴったりフィットしているんです」とも語っていた

ところで、バッキーが“ヒドラに洗脳された元暗殺者”という過去からまさしく足を洗おうとしていることも確か。予告編では“ヴァル”ことヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌとともに公聴会に参加しており、胸元には議員バッジと思しきものが光っている。バッキーの政界進出はコミックにも存在しない展開だが、“足を洗おうとするたびに引き戻される”というスタンの引用にはどんな意味があるのか?

映画『サンダーボルツ*』は2025年5月2日(金)日米同時公開。

Source: Empire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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