マーベル新映画『サンダーボルツ』撮影延期 ─ ストの影響で

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)新作映画『サンダーボルツ(原題:Thunderbolts)』が、全米脚本家組合によるストライキの影響で撮影延期となったことがわかった。米The Hollywood Reporterが伝えた。
この度のストで、マーベル・スタジオは2023年6月に開始する予定だった『ブレイド(原題)』の撮影を既に延期している。『サンダーボルツ』も6月の開始予定がアナウンスされていたが、この度の延期が報じられた形。
MCUは作品間での物語上の関連性も有するため、一つの作品が延期になると他作品の予定にも影響が生じるものと見られる。『サンダーボルツ』『ブレイド』ともにストライキ後に開始する見込み。劇場公開予定への影響は未知数。
なおマーベル・スタジオ作品からは、『デッドプール3』がスト期間下でも撮影を開始したが、脚本家とスタジオ間で定められていた条項により、スト中は主演・共同脚本のライアン・レイノルズが脚本に調整を加えられない、つまり即興演技を行えない状況となっている。
『サンダーボルツ』では、これまでのMCU作品に登場したヴィランたちがチームを結成する。『ブラックウィドウ』からレッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)、エレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー)とタスクマスター(オルガ・キュリレンコ)、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)のUSエージェント/ジョン・ウォーカー(ワイアット・ラッセル)、『アントマン&ワスプ』(2018)のゴースト/エイヴァ・スター(ハナ・ジョン=カーメン)が名を連ねる。その他にも、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)と、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)も登場する。
売れっ子の俳優たちが多く参加しているだけに、延期によるスケジュールの都合も懸念される。米公開日は2024年7月26日を予定している。
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Source:The Hollywood Reporter