マーベル『サンダーボルツ』新脚本家、A24×Netflixの話題作から俊英を起用 ─ スティーヴン・ユァン&監督と再タッグ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『サンダーボルツ(原題)』の新脚本家として、A24製作のNetflixシリーズ「BEEF/ビーフ ~逆上~」(2023年4月6日配信)を手がけたイ・サンジンが就任したことがわかった。米Varietyが報じている。
本作は“MCU初のヴィラン映画”ともいわれる、政府の招集を受けて任務に挑むヴィラン・チームを描く物語。現在、サンジンは『ブラック・ウィドウ』(2021)のエリック・ピアソンが執筆した初稿を受け、脚本のリライトにあたっているとのこと。
サンジンの参加によって、本作は「BEEF/ビーフ ~逆上~」チームの再結集作となった。監督のジェイク・シュライアー、『NOPE/ノープ』(2022)でもおなじみのスティーヴン・ユァンを含め、同作のコアメンバーが再び顔を揃えたのだ。サンジンいわく、『サンダーボルツ』の脚本に加わったきっかけはシュライアー監督から参加を望まれたこと。「休みを取るべきかと思っていたけれど、作品のテーマなど興味深いことがたくさんあったので引き受けずにはいられなかった」と語っている。
これまで「アンダン 〜時を超える者〜」(2019-)「トゥカ&バーティー」(2019-2022)などテレビの世界で活躍してきたサンジンにとって、本作は初めての長編映画。「マーベル作品に加われて本当に光栄」と述べつつ、執筆の手応えはこれまでと大きく異なることを明かしている。
「まず、これは僕のプロジェクトではなく、ジェイク(・シュライアー)のプロジェクトだということ。これだけスケールや視野の大きい作品だと、脚本の書き方もまるで違いますね。同時にプロセスは同じだなとも感じていて、今でもジェイクと毎日話し合っています。愛情と信頼の置ける、そして才能豊かな人たちがいたら、一緒に仕事をし続けるため全力を尽くすものだと思うんです。」
『サンダーボルツ』にはエレーナ・ベロワ役のフローレンス・ピュー、レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバー、タスクマスター役のオルガ・キュリレンコ、USエージェント役のワイアット・ラッセル、ゴースト役のハナ・ジョン=カーメン、ヴァル役のジュリア・ルイス=ドレイファス、そしてチームの“事実上のリーダー”になるというウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役のセバスチャン・スタンらが出演。「一流シェフのファミリーレストラン」(2022)のアイオウ・エディバリーも登場する。
映画『サンダーボルツ(原題)』は2024年7月26日に米国公開予定。撮影は2023年6月に開始される予定だ。
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Source: Variety