マーベル『サンダーボルツ』スティーヴン・ユァンの役柄判明か ─ 「セントリーを演じる」と仕事仲間がうっかり発言?

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のヴィラン集結映画『サンダーボルツ(原題)』。本作には、「ウォーキング・デッド」(2011-2022)『ミナリ』(2020)のスティーヴン・ユァンが謎の役どころで出演することが決定しているが、その役柄が判明してしまったかもしれない。
『サンダーボルツ』は、政府の招集を受けて任務に挑むヴィラン・チームを描く作品。バッキー・バーンズやタスクマスター、エレーナ・ベロワなどMCUに登場済みのヴィランたちがメインキャラクターとなる中、2023年2月にユァンの参加が発表された。
そのユァンが演じるかもしれないキャラクターというのが、原作コミックに登場するセントリーというヒーロー。ユァンとはヒーローアニメ「インビンシブル ~無敵のヒーロー~」(2021-)で仕事を共にしているロバート・カークマンが、漫画家のデビット・フィンチとの対談の中で、「私の良き友人のスティーヴン・ユァンが映画でセントリーを演じるんです」と発言して(しまって)いるのだ。
カークマンによれば、ユァンは「コスチュームのフィッティングをしている時に電話してきた」という。「“セントリーのコスチュームフィッティングが終わったばかりなんだ。僕はイエローとブルーのスーパーヒーローしか演じないのかな”と話していました」。アニメ「インビンシブル」では黄色と青のスーツに身を纏うヒーローを演じているユァンだが、セントリーも同じ組み合わせの色のスーツを着用している。カークマンの話が本当であれば、確度は非常に高い。
原作コミックのセントリーは、盗んだ超人血清を飲み無敵の力を手に入れたスーパーヒーロー。地球最強のヒーローとして活躍し、スパイダーマンやドクター・ストレンジ、ハルクといったヒーローたちとの交流も持つ。しかし、血清はヴォイドという邪悪な別人格を生じさせ、精神的に不安定になってしまう。
2023年3月、ユァンは『サンダーボルツ』への出演の決め手について言及し、「(製作陣が)僕に演じてほしいという特定のキャラクターの目的が凄く明確で、それが僕をこの映画に惹きつけました」と語っていたが、それがセントリーなのだろうか。ひとまずは公式の発表を待つしかなさそうだ。
ちなみに、『サンダーボルツ』は2023年6月に撮影開始が予定されていたが、ハリウッドでのストライキにより延期。現在の状況は明らかになっていないが、スト終結後には米公開日が2024年12月20日から2025年7月25日へと繰り下げとなっている。
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Source:David Finch