トム・クルーズ新作予定まとめ ─ 『ミッション:インポッシブル8』、宇宙で撮影する映画、『トップガン3』など

還暦を過ぎても命懸けのアクションに挑戦し続ける稀代のアクションスター、トム・クルーズ。2022年には『トップガン マーヴェリック』を大ヒットに導き、コロナ禍で苦境にあった映画館業界を救った男として知られている。
映画業界の期待を一身に背負うトムだが、今後はどんな映画に出演を予定しているのだろうか。本記事では、トムの待機作情報を一挙にまとめてみた。
『ミッション:インポッシブル8』

トム・クルーズを代表するスパイアクションシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル8(仮題)』。2025年5月23日にUS公開が予定されている。
2023年より行われてきた撮影もようやく落ち着いてきた模様。サイモン・ペッグら出演キャストはクランクアップを報告している。現在はトムもパリ五輪で競技を観戦するなど、リラックスした時間を過ごしているようだ。
物語的には『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023)の続編となる。キャストにはトムやペッグをはじめ、ルーサー役のヴィング・レイムス、グレース役のヘイリー・アトウェルらが揃って続投予定。新キャストとして、「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」(2020-)のハンナ・ワディンガム、『アントマン&ワスプ クアントマニア』(2023)のケイティ・オブライエン、『アイアンクロー』(2023)のホルト・マッキャラニー、「THE LAST OF US」(2023-)のニック・オファーマンらが参加する。
『デッドレコニング PART ONE』から続投するジャスパー役のシェー・ウィガムによれば、第8作では「衝撃を受ける」展開が待っているとのこと。アドベンチャー映画要素もより強まっているといい、さらに壮大な物語が期待される。
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の新作映画(タイトル未定)

2024年2月には、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作(タイトル未定)で主演を務めると報じられた。米ワーナー・ブラザースと『ゴジラxコング 新たなる帝国』(2024)や『デューン』シリーズの米レジェンダリー・ピクチャーズが製作を務める。
企画はトップシークレットとされており、全てはベールに包まれている。トムはワーナーとオリジナルの新作映画およびフランチャイズ映画を製作する戦略的パートナーシップを締結しており、本作がその第一弾となる。
ワーナーの狙いはトムとのタッグで劇場主義を復活させることにあるという。トムはスタジオ内のロットにオフィスを設け、積極的にプロデュースにあたっていくようだ。ただし、本契約はトムの俳優活動を独占するものではなく、トムは他社での映画製作も行っていく。
ちなみにパリ五輪の試合会場では、トムとワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフCEOが談笑している姿が目撃されている。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル2』

正式に企画が進んでいるわけではないが、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)の続編も実現が期待されている。同じくワーナー・ブラザース製作の同作はこの5月に10周年を迎えたばかりだ。
公開後には続編企画が進んでいることが分かっていたが、トムの多忙を主な要因としてなかなか前進してこなかった。もっともダグ・リーマン監督によれば、ワーナーは続編の製作を望んでいるといい、「ひっきりなしに“もう1本作ってくれないか?”と持ちかけてくるのだ」と語っていた。
直近の8月上旬には、リーマン監督が再び企画について言及し、納得のいく物語を完成させるまで時間を十分にかける意向を明かしている。
ダグ・リーマン監督との宇宙映画
そんなリーマン監督とトムには、宇宙で撮影を実施する新作アクション映画の情報も伝えられていた。2023年に撮影開始が予定されていたが、現時点までに実施されておらず、企画の進捗も定かでない。
既報によれば、NASAとSpaceXが共同で取り組んでいるプロジェクトで、製作はユニバーサル・ピクチャーズが担当。リーマン監督は脚本も兼任し、ストーリー・アドバイザーとして『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリーが務めると伝えられていた。
宇宙で撮影するというリスクもあり、企画に遅延が見られても不思議ではない。これまで幾つもの前人未到のアクションをやってのけてきたトムにとっても大きな挑戦となりそうだ。
『トップガン マーヴェリック』続編

水面下では、2022年の大ヒット作『トップガン マーヴェリック』の続編も企画されている模様。2024年1月に初報が伝えられた。
トムは主人公マーヴェリック役として続投するほか、ルースター役マイルズ・テラーとハングマン役のグレン・パウエルの出演も見込まれているという。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーや、『マーヴェリック』監督のジョセフ・コシンスキーもそれぞれ続投に前向きであることを認めている。
しかし、実現自体は当分先のこととなりそう。コシンスキーは製作開始には時間がかかるだろうと見込んでいた。トムのスケジュールが企画を大きく左右することにもなりそうだ。
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