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『トップガン マーヴェリック』ハングマン役を演じた俳優グレン・パウエルの軌跡 ─ デンゼル・ワシントンとトム・クルーズから後押し、グース息子役の候補にも

トップガン マーヴェリック
(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

ついに劇場公開を迎えた不朽の名作の続編、スカイアクション・ムービー『トップガン マーヴェリック』。マーヴェリックが教官として、トップガンのパイロットたちを導いていく物語である。

若く優秀な次世代のパイロットたちには、いまは亡きグースの息子、ルースターをはじめフレッシュな魅力に溢れた者たちが勢揃い。物語の重要な鍵を握るルースターのライバルは、マーヴェリックに認められるほどの腕前の持ち主で、超一流のパイロットであるハングマンだ。

かつてのアイスマンを思わせるような人物でもあると同時に、マーヴェリックに負けないほどの自信家であり、ときにスタンドプレーが目立つ。しかし、その実力は本物で、敵機の撃墜経験もある。中村悠一が日本語吹き替えを担当していることでも話題のハングマンだが、その役を実際に演じている俳優にも注目したい。

グレン・パウエル、子役から現在に至るまでの出演作

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ハングマン役を演じたのは、アメリカ・テキサス州出身の俳優、グレン・パウエル。14歳のとき、『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』(2003)で映画初出演を果たした。その後、イーサン・ホークが監督を務めた『痛いほどきみが好きなのに』(2007)や、『グレート・ディベーター 栄光の教室』(2007)などに端役として出演。ちなみにパウエルは、この『グレート・ディベーター』でメガホンをとったデンゼル・ワシントンから、『トップガン マーヴェリック』に出演するよう後押しされていたことを過去に明かしていた

『ダークナイト ライジング』(2012)や『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)など大作映画への出演も果たし、パウエルはキャリアを着実に重ねていく。

ドラマ「スクリーム・クイーンズ」(2015−2016)ではレギュラー出演。同作は、名門大学の社交クラブのメンバーたちが、“赤い悪魔”と呼ばれる殺人鬼の正体に迫る物語だ。このクラブの会長、チャド・ラドウェルとしてキャスティングされていたのがパウエルである。

『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』(2016)では、架空の野球部の口が達者な先輩選手で、カリスマ性のある男を演じている。同作にて仕事を共にした監督、リチャード・リンクレイターとは、『アポロ10号 1/2:宇宙時代のアドベンチャー』(2022)でもタッグ。リンクレイター監督が現在準備を進めている新作映画『Hitman(原題)』では主演として抜擢されており、パウエルはヒットマン役を演じるとのこと。なお製作は、2022年10月より開始予定と報じられている

2016年には『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』のほか、『ドリーム』にも登場。有色人種への差別意識が色濃く存在する1960年代初頭の米国、NASAを舞台にした作品だ。宇宙飛行士であるジョン・グレンとしてキャストされ、さらに知名度を高める。

Netflixによるロマンティック・コメディムービー『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』(2018)では、ゾーイ・ドゥイッチともに主演を務めた。ふたりが演じるキャラクターが、仕事命の上司を恋人関係に発展させるという物語だ。ちなみにパウエルとゾーイは、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』でも共演している。

『トップガン マーヴェリック』ハングマン役

トップガン マーヴェリック
(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

最新作『トップガン マーヴェリック』では、上述のとおり、ハングマン役として登場。もっとも当初はハングマンではなく、ルースター役の候補に、マイルズ・テラーやニコラス・ホルトとともに挙がっていた。いずれも当時から大きな存在感を発揮していただけに、誰が就任しても不思議ではない状況だったが、最終的にその座を射止めることはできず、代わりに提案されたのが、このハングマン役だったのである。

ところがパウエルは、メインキャラクターではないハングマン役を引き受けることは、キャリアを後退させると考え、一度依頼を事態したことを以前に告白。もっともトム・クルーズ本人からかけられた熱い言葉をきっかけに、パウエルはハングマン役として出演する決意を固めたのだった。そのトムについてパウエルは「僕が俳優を志した理由となったひとりです。『トップガン』をきっかけにパイロットになった方がたくさんいれば、このトム・クルーズをきっかけに俳優になった方も多くいるんです」と、 Du Jourの取材にて胸アツなコメントをしている。

トムとデンゼルというふたりの名優による後押しと説得があったからこそ、本作への出演が実現したわけだが、パウエルはハングマン役と向き合い、最後まで見事に演じ切った。そんなパウエルについてジョセフ・コシンスキー監督は、「映画ではさほど大きくなかった役だったけど、本当に特別なものへと変えてくれました」とその功績ぶりを讃えている

なお『トップガン マーヴェリック』では、トムやパウエルをはじめとするメインキャストたちが、過酷な訓練に耐え実際に戦闘機に乗り込み、IMAXカメラをコックピットに6台搭載して撮影するという前代未聞な試みがなされた。その結果、空撮のシーンでは、異常なまでの緊張感が常に漂っており、その迫力に観る者は開いた口が塞がらなくなる。パウエルのお茶目な台詞回しや、パイロットとして本人が戦闘機に乗る姿は、一瞬たりとも見逃せない!

『トップガン マーヴェリック』は公開中。

※記事内に一部誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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