『トランスフォーマー』新作実写映画、新たなユニバースで始動 ─ マーベル「ザ・ディフェンダーズ」脚本家が就任

『トランスフォーマー』シリーズの新作実写映画(タイトル未定)の一本が、マイケル・ベイ監督による従来のシリーズとは異なる世界観で企画されていることがわかった。
米The Hollywood Reporterによると、この『トランスフォーマー』新作映画は企画の初期段階であり、物語の詳細は不明。ただし『トランスフォーマー』(2007)から『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)および『バンブルビー』(2019)というシリーズの本線からは独立した作品となる。すなわち、ついに新たなユニバースで『トランスフォーマー』実写映画が誕生するわけだ。
脚本を執筆するのは「Marvel ザ・ディフェンダーズ」(2017)のマルコ・ラミレス。監督は『Charm City Kings(原題)』(2020)の新鋭アンヘル・マヌエル・ソトが務める。プロデューサーは不明だが、過去作を手がけてきたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラらが就任するとみられる。ちなみに監督のアンヘルは、DC映画『ブルービートル(仮題)』も今後手がけることが決定済みだ。
以前よりパラマウント・ピクチャーズは『トランスフォーマー』の実写映画を複数企画しており、2022年6月24日には『クリード 炎の宿敵』(2018)のスティーブン・ケイプル・Jr.監督による新作が米国公開予定。こちらはシリーズの過去作品や『バンブルビー』の世界観に則したものとなる。また、「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」などの『ビーストウォーズ』を原案とする新作企画も報じられていたが、こちらの動向は不明。今回の新作と『ビーストウォーズ』企画の関連性もわかっていない。
ちなみにパラマウントは、惑星サイバトロンを舞台にオプティマス・プライム&メガトロンを描く新作アニメ映画も企画中。実写映画とは別物となり、監督は『トイ・ストーリー4』(2019)のジョシュ・クーリー、脚本は『アントマン&ワスプ』(2018)のアンドリュー・バレル&ガブリエル・フェラーリが務める。『トランスフォーマー』シリーズの可能性が、現在さまざまな形で模索されていることがうかがえるだろう。
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Sources: The Hollywood Reporter, Deadline