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『アイアンマン3』偽マンダリンのトレヴァー・スラッタリー「後悔している」 ─ ドラマ「ワンダーマン」で再登場へ

ベン・キングズレー
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14794847092/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ワンダーマン」に、“売れない俳優”トレヴァー・スラッタリーが帰ってくる。『アイアンマン3』(2013)で、テロリスト集団テン・リングスのリーダーであるマンダリンを演じていた人物だ。

『アイアンマン3』を経て、短編作品「マーベル・ワンショット:王は俺だ」(2014)では服役中の身だったトレヴァーは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)では本物のマンダリンであるウェンウーの宮廷道化師となって生き延びていた。まさに「芸は身を助く」を地で行くキャラクターだ。

ハリウッドの映画業界が舞台となる「ワンダーマン」で、いよいよトレヴァーは役者としての本来の姿を見せることになる。しかし『シャン・チー』のあと、トレヴァーはどんなキャリアを歩んできたのか? マンダリンという犯罪者のふりをしたことは、彼にどんな影響を与えたのか?

ComicBook.comにて、トレヴァー役の名優ベン・キングズレーは、「トレヴァーは犯罪に巻き込まれました。彼はそのことを後悔しています」と言う。「しかし、もしも彼がその後悔をしていなければ、トレヴァーは今ここにいたでしょうか」。

もともとトレヴァーがマンダリン役を引き受けたのは、キャリアに行き詰まり、薬物中毒に苦しんでいたためだった。キングズレーは「人生の後悔が、今の私たちを形づくるのか……」と口にして、同席したジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターに意見を求めると、リッターは「後悔はありません」と一言。キングズレーも「私と仲間たちは後悔していません」と応じた。

「ワンダーマン」はMCUにおいても再び異色のシリーズで、かつて製作されたスーパーヒーロー映画『ワンダーマン』のリメイクのため、主人公サイモン・ウィリアムズやトレヴァー・スラッタリーがオーディションに臨むという“業界もの”だ。監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットン、脚本は「ブルックリン・ナイン-ナイン」(2013-2021)などのアンドリュー・ゲストが務めた。

キングズレーは「俳優として、素晴らしい脚本家に恵まれたことを心から感謝しています」と言う。「私が脚本家に求めるハードルはとても高いのです。このシリーズを手がけたアンドリュー・ゲスト、そして『アイアンマン3』のドリュー・ピアースは見事な脚本を書いてくれました」。

ドラマ「ワンダーマン」はディズニープラスにて2026年1月より独占配信。

Source: ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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