『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』レイ役デイジー・リドリー、監督のアイデアを却下していた

『スター・ウォーズ』新3部作の主人公レイを演じてきたデイジー・リドリーが、最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の製作中、脚本・監督のJ・J・エイブラムスによるアイデアを却下していたという。米Cinema Blendにて明らかにした。
言わずもがな、『スカイウォーカーの夜明け』の大きな見どころは、『フォースの覚醒』(2015)『最後のジェダイ』(2017)と展開してきたレイの物語が、いかなる着地を見せるかというところ。『フォースの覚醒』(2015)からレイを演じてきたデイジーは、俳優としての実感と意見を、J・Jをはじめとする製作陣にどれほど伝えることができたのだろうか。
この疑問に、デイジーは「J・Jの素晴らしいところは、最初から権威的な存在のようには感じられなかったところ」だと語った。「私でさえ、(J・Jが)遠いところにいると思ったことはありません。いつも私の言うことに耳を傾けてくれる。ほとんど私が間違っている時であってもです」。レイ役への抜擢以前、デイジーはインディペンデント映画を中心に活動するキャリアの浅い女優だった。立場は大きく違っても、J・Jは自分の話を聞いてくれた、というわけである。『スカイウォーカーの夜明け』では、デイジーは初期段階でJ・Jに意見を述べていたという。
「今回、脚本が執筆される前に(J・Jが)提案してくださったことがあったんですが、ひとつだけ“ノー、それはできません”と言いました。それが何かはまだ言えないんですが…来年(2020年)にはそのお話もすることになると思います。つまり、ちょっと違っていたので…とにかく、“ノー”だったんです。実際、それはやりませんでした。とても良かったと思います。」
なお撮影現場では、J・Jとキャストたちがいつも話し合いながら製作を進めていたとのこと。J・J自身も明かしているように、ストーリーやセリフは撮影中に随時変更されていったのだ。デイジーは「とにかくすべてが変わっていったので、セリフは撮影当日まで覚えませんでした」と話している。「とにかく試して、違うセリフやらなにやらをやってみる。だからいつも新鮮な気持ちでしたし、全員が協力して、作品に深く関わっていましたね」。
果たしてレイの物語はどこに落ち着くのか、デイジーが却下したアイデアとはなんだったのか。今はとにかく、ついに到来した“完結”の時をじっくりと噛みしめてほしい。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)より公開中。
Source: Cinema Blend