【ネタバレ】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』レイアの姿は未使用映像、では音声はどうしたのか

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さようなら、愛しのプリンセス
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』でJ・J・エイブラムス監督と共に脚本を務めたクリス・テリオが米The Hollywood Reporterに明かしたところによれば、『スカイウォーカーの夜明け』でレイアから発せられた声はすべて、過去作を含むレイアの、つまりキャリー・フィッシャーの声を使用している。過去作の声と言っても、録音時の環境によって、他の音声トラックと結合された音声ファイルもあるため、使えるもの、使えないものをスカイウォーカー・サウンドに確認する必要があった。セリフとして残っているキャリーの音声データを元にレイアのセリフを組み、脚本執筆を進めたということだから、その道程はまるでパズルのようにトリッキーだったことだろう。
しかし、オリジナル3部作当時の20代のキャリーと、続3部作の50代のキャリーでは明らかに声質が変化している。「彼女の声も変わっています。年も重ねて、賢さも出ているし、演技の質も変化している。だからオリジナル3部作当時の音声を使うかどうかは定かではありませんでした。できるだけ、キャリーが演技に込めた意図に誠実であるように努めています」とクリスは語っている。20代のキャリーの声をデジタル編集によって加齢させて利用した事実までは語られていないものの、「音声はオリジナル3部作を元に検討した」と認めている以上、察することができるだろう。
なお、製作陣が調査したアーカイブデータは、音声ファイルに限らない。劇中、若きルークとレイアが共に修行に励むフラッシュバックで見せたレイアの素顔は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)時のキャリーを元に製作されたという。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)より公開中。
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Source:THR