スタンリー・トゥッチ、『キャプテン・アメリカ』アースキン博士役は「最高の役、最高の仕事だった」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の黎明期には、まだ新しい世界観を支えた名優たちの仕事があった。映画『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でエイブラハム・アースキン博士役を演じたスタンリー・トゥッチもそのうちのひとり。最新作『教皇選挙』(2024)の演技でアカデミー賞ノミネートも期待されるなか、同作を「最高の仕事だった」と振り返っている。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、第二次世界大戦下のアメリカを舞台に、虚弱体質ゆえに入隊テストで不合格になった主人公スティーブ・ロジャースが、軍の極秘プロジェクトで超人的な能力を得て、祖国のために立ち上がる物語。トゥッチが演じたアースキン博士は、オリジナルのスーパーソルジャー血清を作ったドイツ人科学者で、スティーブの勇気に気づき、実験の候補者として見出す役どころだった。

米Varietyのインタビューで、トゥッチは「『キャプテン・アメリカ:ザ・ファースト・アベンジャー』が大好きでした」と回想している。「これまでで最高の役柄であり、最高の仕事のひとつ。3週間、素晴らしい時間を過ごしました」。
もっとも、1960年生まれのトゥッチは撮影当時50歳だったため、70歳のアースキン博士役にキャスティングされて「不安になった」とも語っている。「いいんですよ。光栄だと思ったし、バカにされている気もしましたが、いろんなものが混ざり合っているべきだと言うじゃないですか」。おそらく製作陣は、トゥッチの演技力をもってすれば70歳の博士役も難なく演じられると考えたのだろう。事実、アースキン役は「楽しかった」という。
なお、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でアースキン博士は殺害されてしまったが、トゥッチはアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」にアースキン役でカムバックしている。「最高の役柄であり、最高の仕事」への復帰は、きっと特別なものとなったのではないだろうか。
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Source: Variety