「ウォーキング・デッド」メルル役マイケル・ルーカー、復帰に「興味ナシ」その理由は

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのヨンドゥ役で知られるマイケル・ルーカーは、数々の映画・ドラマに出演する名バイプレーヤーだ。「ウォーキング・デッド」(2010-)で演じたメルル・ディクソン役も、そのキャリアを代表する役柄のひとつといえる。しかしルーカー自身は、メルル役の再演にあまり乗り気ではないようで……。
米Comicbook.comにて、ルーカーは「一度かぎりの再演には興味がないんです」と語っている。「ウォーキング・デッド」はメインシリーズが2022年に完結、その後は新旧キャラが登場するアンソロジーシリーズ「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド(原題)」も予定されているが、そこでの再演も難しいということか。
「(『ウォーキング・デッド』チームの)幸運を願っているし、僕はあの物語が大好き。だから最初は演じたいと思ったんですよね。ただ、メルルの結末は、ヨンドゥと並べられるほど素晴らしいものだったと思います。両方とも最高だったから、あれ以上のことができるのか、(キャラクターを)よりよくできるのかが分からない。だから俳優として、僕は役柄を進化させられるのでもないかぎり、再演には興味がないんです。キャリアを前進させたいし、仕事を先へ進めたいし、新しいことをやりたいんですよ。」
“一度かぎりの再演に興味がない”との言葉は、たった一度かぎりでキャラクターをより深めることができるのか、という疑いに基づくものだろう。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のヨンドゥについては「当然あり得る」と語ったルーカーだが、同じくらい素晴らしい結末だったというメルルの再演に消極的である以上、どちらも再演は難しいのかもしれない。もっとも、役柄を進化させられるかどうかは作り手の手腕にかかっている。一応、ルーカーは「もしかして、うまくいけば(再演も)あるでしょうね」と述べており、復帰の可能性を全否定してはいないのだ。
ちなみに「ウォーキング・デッド」では、アンドリュー・リンカーン演じるリック・グライムズが主人公となる映画版が企画されているほか、ダナイ・グリラ演じるミショーンもいずれ再登場する見込み。ルーカーの心をつかむ脚本さえ完成すれば、どこかでメルルに再会する機会もありそうだが……。
Source: Comicbook.com