「ウォーキング・デッド」最終シーズン、ダークな面はとことんダークに ─ 「本当に残酷なところもある」

ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」シーズン11は、長年にわたる物語のひとまずの完結編。2010年代以降、ゾンビ人気の立役者ともいえる本作の締めくくりは、“ゾンビもの”ならではの怖さと残酷さにも要注目だ。
チーフ・クリエイティブ・オフィサーのスコット・M・ギンプルは、このたび米公式Twitchにてシーズン11の内容を示唆した。その内容は、これまで示唆されてきたものとは少々違っている。
「(シーズン11は)完全にダークというわけではありません。暗闇の合間に陽射しが入る感じ。ただ、ダークなところはとことんダークにやります。」
シーズン11は史上最長の全24話構成。以前、製作陣は“大スケール”かつ“アクションたっぷり”の内容になると語っていたが、やはりライトなだけでは終わらないということだろう。ギンプルは「容赦ない闇ではなく、明るいところもある」と強調しながら、残酷な要素もあることを予告した。
「多くを語らずに言えば、すさまじい危険と、その背景にある激しいドラマ、登場人物のさまざまな過去が入り混じった強烈なエピソードがあります。本当に残酷なところもありますし、それは愛すべきキャラクターに直接的な影響を与えるもの、彼らの歴史につながるものなのです。」
脚本・製作のアンジェラ・カンは、以前シーズン11について「慣れているものとは違う作風をやってみます」と語り、完結を控えながらも新境地に踏み出すことを示唆していた。最初の8話には怒涛の展開が待ち受けてもいるようだが、その全貌は謎に包まれたまま。製作陣のコメントを総合すれば、楽しく、恐ろしく、アクションと人間ドラマに満ちた完結編がやってくることになるだろう。
ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン11は2021年8月22日より米国放送開始。最初の8話が放送されたのち、残り16話の放送スケジュールは追って告知される。なお、シリーズは2022年に完結予定。
Sources: TWDUniverse (Twitch), Comicbook.com