ハルクを再解釈したヴァレンティノの作品が公開

マーベル・ヒーローの「ハルク」を、ヴァレンティノが再解釈した特別なアートが公開された。
これはディズニーが創立100周年を記念して行うグローバルキャンペーン、Create 100の一環として制作されたもの。このキャンペーンでは、ファッション、映画、音楽、アートなどの各分野で活躍する世界で最も有名なビジョナリーや次世代の才能が、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズ、そして20世紀のストーリーやキャラクターに個人的なつながりを感じ、そのインスピレーションから生まれたアート作品やアイテム、体験を寄贈する。作品の数々は、2023年10月12日(木)から10月30日(月)まで開催されるオンラインオークションに出品され、収益はすべて非営利団体メイク・ア・ウィッシュに寄付される。
ヴァレンティノのクリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリは、マーベルのキャラクター、ハルクを再解釈したスカルプチャーを制作。メゾンのクリエイティブ ディレクターがマーベルのアイコニックなキャラクターのスケッチを描くのは今回が初である。
ハルクの伝説的なグリーンがヴァレンティノのアイコンカラーであるピンクPPとなり、新たな美しい姿を表現。パワーと優しさが一体となり、そうした複雑性がこの作品に格別の魅力を与えている。
グリーンという、ハルクともっとも結びつきの強い要素を崩すピエールパオロ・ピッチョーリのコンテンポラリーで破壊的なアプローチは、このキャラクターの脆さを強調することを意図している。それは、一見すると強さとは相反するものだが、人間らしさの確かな表現でもある。キャラクターの彫刻的なシルエットがクチュールのボリュームと呼応し、ポリスチレンやポリウレタン樹脂、アクリルカラーによって美しく仕上げられている。