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「ロキ」キッド・ロキ役、ホームレスとなり支援求める「虐待を受けていました」

ロキ
(C)2021 Marvel

マーベル・ドラマ「ロキ」で、キッド・ロキ役を演じた俳優のジャック・ヴィールが、ホームレスとなって援助を求めているとTikTokで訴えた。

ヴィールは自身のアカウントでメッセージ動画を公開。カメラに向かって「僕は有名な俳優です。17歳で、ホームレスです。僕は『ロキ』や『The Ending of the Fucking World(原題)』など、いろいろな映画で重要な役を演じているので、ご存知かもしれません」と、語り始める。

「自分の人生に起こっていることをあまり話してきませんでしたが、本当のことを言うべきだと思います。詳細は省きますが、僕は家で虐待を受けていました。身体的な暴力とか、精神的虐待とか、その他諸々。

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僕は、あまり育ちが良くないんです。メンタルヘルスには苦しんできました。自閉症とADHDがあり、双極性障害と精神病の検査を受けています。」

ヴィールは祖父母のもとに身を寄せることもできないと続け、「行くあてもないし、助けが必要です」と訴える。ソーシャル・サービスにも駆け込んだが、「助けを拒否された」というのだ。「絶望しています。路上で寝ています。今は窓ガラスが割れたトレーラーで寝ているんですが、安全ではないし、仕事場から2時間も離れているから、毎日通勤が大変です」。

ヴィールは仮暮らしをするトレーラーの車内をカメラで紹介し、いかに狭く簡素な環境で暮らしているかを伝えている。電気も通っていないので、スマートフォンはモバイルバッテリーで充電しているようだ。

「厳しい。人生は辛い。今、僕には何もありません」と、ヴィールは切実な様子で語りかけている。「どうかお願いします、拡散して欲しいです、何かして欲しいです。政府が子どもたちに対してどんな扱いをしているかというメッセージを広めて欲しいです」。

この訴えが拡散された後、ヴィールは新たな動画を投稿。目に涙を浮かべながら、「ソーシャル・サービスから電話があって、明日面談をしてもらえることになりました!」と喜びを報告した。「里親養育や、サポート付きの宿泊施設に通してくれるみたいです。皆さんが何をしてくれたのかはわからないのですが、世間に広まったみたいで、すごく、すごく助かりました。今、なんとかしてくれているみたいです。行動を起こしてくれたんです。神のご加護を。本当にありがとうございます!」

ジャック・ヴィールは2007年生まれのイギリス出身。2017年より俳優としてのキャリアをスタートさせ、マーベル・ドラマ「ロキ」では、トム・ヒドルストンが演じたロキの変異体キッド・ロキとして登場した。今後のマーベル・シネマティック・ユニバースでは若手ヒーローたちの活躍が描かれるとされており、ヴィールが演じたキッド・ロキもその1人となることが期待されていた。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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