『ヴェノム』続編はヴィランが2体か ─ カーネイジに加え、シュリーク実写化

ヴィランが2体、脅威も2倍。トム・ハーディ主演『ヴェノム』続編には、ヴィランが2体登場することになりそうだ。米Deadlineが伝えている。
この続編では、ウディ・ハレルソン演じるカーネイジ/クレタス・キャサディが主要ヴィランとして登場すると伝えられている。生粋のサイコキラーで、スパイダーマンのヴィランたちの中でも特に凶暴な存在だ。一体でさえ相当に手強いヴィランだが、ヴェノム/エディ・ブロックはさらにもう一体、女性ヴィランのシュリークも相手にしなければならないようだ。
シュリークの原作コミックにおける本名は、フランシス・ルイーズ。過体重であることから母親の虐待を受けて育ち、やがてドラッグ使用をするようになり、ついには売人となっていく。警察官に頭部を撃たれたことにより正気を失ったフランシスは、クローク(『マーベル クローク&ダガー』としてドラマ実写化もされている)が開いたダーク・ディメンションにてスーパーパワーが覚醒。音を操って、音波ブラストによる攻撃や、飛行、他人の暴力的衝動を掻き立てる能力を得る。これを悪用して犯罪を繰り返し、スーパーヴィランたちが収容されるレイブンクロフトに送られるが、カーネイジの助力により脱走。以降、カーネイジとは協力関係となり、2人で殺しを行うようになる。
原作コミックのイメージは白い肌に黒い豊かな髪、まるで女性版KISSのメンバーのような出で立ちだ。キャスティングは現在進行中だが、「様々な種類の女優」が対象になっているという。
『ヴェノム』続編の監督は、1作目を手掛けたルーベン・フライシャーから、モーション・キャプチャーによる演技の経験が厚い俳優アンディ・サーキスへメガホンが渡された。撮影監督は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)のベテラン、ロバート・リチャードションが務め、プロデューサーには『LOGAN/ローガン』(2017)を含む『X-MEN』映画シリーズのハッチ・パーカーが参画。
果たしてヴェノム/エディ・ブロックは、凶暴な2体のヴィランを相手にいかに立ち回るのか。世界中でスマッシュヒットを記録した『ヴェノム』続編でも、大暴れに期待したい。
▼ ヴェノム続編の記事
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』にトム・ホランドが「もうちょっとだけ」出てくる可能性があったと監督が明かす えぇ! アンディ・サーキス、『ブラックパンサー』ユリシーズ・クロウ「また出るかも」 ─ 『東京コミコン2022』マーベル、DC、スター・ウォーズを語る たくさん語ってくれました 『ヴェノム』第3作の監督が決定 ─ シリーズ脚本家が初就任、トム・ハーディも共同で原案担当 ついに動き出す 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』8月27日よりPrime Videoで見放題配信が決定 熱いラインナップ 『トップガン マーヴェリック』の大ヒット、『スパイダーマン』ソニー幹部はどう見たか ─ 「彼らは我々の挑戦から利益を得ている」その真意は 次は『ブレット・トレイン』
Source:Deadline