『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』にトム・ホランドが「もうちょっとだけ」出てくる可能性があったと監督が明かす

スパイダーマン最凶の宿敵を描く『ヴェノム』の続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)のエンドロール後のおまけシーン(ポスト・クレジット・シーン)は観客にとってビッグサプライズとなった。劇場公開当時、広く話題を呼んだあの描写について、監督を務めたアンディ・サーキスは英GQのインタビューにて語っている。
この記事には、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のネタバレが含まれています。
トム・ハーディ主演の『ヴェノム』シリーズは、スパイダーマンの宿敵であるヴェノム/エディ・ブロックを主人公とする物語。第2作『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』で、カーネイジとの死闘に勝利したエディとヴェノムがテレビを見ていると、ニュース映像にはトム・ホランド演じるピーター・パーカーの姿が映し出される。ソニー・ピクチャーズによる『ヴェノム』シリーズがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)がクロスオーバーするハプニングには、様々な説が浮かび上がってきたが、サーキスは「MCUの世界が私たちの世界と出会う関与のレベルに関しては不確かなものでした」と語っている。当シーンについてはスタジオ間で度重なる変更や、注意深い交渉の対象となっていたそうだ。
「(ホランドが)もうちょっと多く出てくる草案もありました。語られなかったものです。それはとても注意深く選ばれたのです。」
言葉を選びながらも、果敢なチャレンジに挑んでいたことを明かすサーキス。「もうちょっと多く」出てくるバージョンがもし実現していたら……と想像せずにはいられない。
最新作となる第3作目については、これまで『ヴェノム』シリーズの脚本・製作を務めてきたケリー・マーセルがサーキスに代わって監督に就任する。先日、ハーディがプリプロダクション(編集作業)中であると伝えるとともに、シリーズ1作目『ヴェノム』(2018)での未使用映像を公開するなど、製作は順調に進行している様子。この続編では「三度目の正直」でトム・ホランドは登場するのか?続報を楽しみに待とう。
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Source:GQ