タイカ・ワイティティ、『スター・ウォーズ』自身監督の映画が作られるかまだわからない

『マイティ・ソー』シリーズや『ジョジョ・ラビット』(2019)などのタイカ・ワイティティが監督を務める、『スター・ウォーズ』映画最新作は脚本作業が進められている最中だが、その内容次第では製作されないかもしれない……?
こう心配しているのは、本作の監督で、『1917 命をかけた伝令』(2019)『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)のクリスティ・ウィルソン=ケアンズとともに、脚本を共同執筆中のタイカ・ワイティティ。「『スター・ウォーズ』のアイデアを書いているところなんです。これがどうなるのかは、進めてみないとわかりません。脚本を提出したとき、いつ映画が作られることになるのか、あるいは作られるどうかが決まるでしょう」と、米The New York Timesのインタビューにコメントしている。
本作では、『スター・ウォーズ』の世界観が継承されながらも、既存のキャラクターではなく、新たな登場人物を中心とした物語になると過去の取材にて語っていたワイティティ。そのアイデアとストーリーを現在模索しているところだというが、それをルーカス・フィルムが受け入れ、気に入ってもらえるのかは、ワイティティにもまだわからないということだろう。
なお本企画は、2023年後半の米国公開を目指していることが伝えられていた一方で、監督のワイティティは、2022年内開始と噂されていた撮影時期については否定していた。「8月から年末にかけて、『Our Flag Means Death/海賊になった貴族』と『Time Bandits(原題)』のため、ニュージーランドに滞在している予定なんです。その間も本作の脚本執筆を続けます」。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)以降初となる、『スター・ウォーズ』の新作映画となる本作だが、企画はまだ初期段階で、本格的に動き出すのはもう少し先となりそうだ。
ちなみにワイティティは、2022年にふたつの映画監督作の公開を控えている。そのひとつは、2022年7月8日より日米同時公開となるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ソー:ラブ&サンダー』。そしてもう一作は公開日こそ決定していないが、長らく延期されていた映画『Next Goal Wins(原題)』。サッカーを題材とした同作には、マイケル・ファスベンダーが出演している。ワイティティのこれからの活躍にますます目が離せない。
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Source:The New York Times