「ワンダヴィジョン」視覚効果の数は『アベンジャーズ/エンドゲーム』超え ─ 「マーベル史上最大級」のセットも使用

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ワンダヴィジョン」では、シットコム形式やモノクロ映像など、マーベル・スタジオ初の試みがふんだんに詰め込まれている。この新たな挑戦を実現するまでには、キャストのパフォーマンスや監督の演出などはもちろんのこと、映像編集がその一端を担っているようだ。
これまでに公開されている映像から、編集や演出にも多くの仕掛けが施されていることが伺える「ワンダヴィジョン」。このたび、英Total Filmの取材に応じたヴィジョン役のベタニーによれば、本作にはこれまでのMCU映画に劣らぬほどの視覚効果が用いられているのだそう。ベタニーが「『エンドゲーム』以上」と語るように、なんとMCU最大規模の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)での視覚効果の使用数を超えるそうだ。
ベタニーは今回、作中での視覚効果における具体的な使用例を挙げていないが、例えば2021年1月11日(現地時間)に公開された30秒のスポット映像一つを取ってみても、一瞬にして家具が入れ替わるシーンや別次元から何者かが飛んでくるシーンなど、映像の至るところに視覚効果による演出が散りばめられていることがわかる。とはいえ、数だけみれば『エンドゲーム』をも超えるということで、これまでに公開されている映像での視覚効果は氷山の一角にすぎないのかもしれない。
そんな本作をベタニーは、「誰しもが持つマーベル・シネマティック・ユニバースの見方を全く新たなものにする」作品と形容する。すでに海外で出されている本作のレビューでも、「まぎれもなく今までのMCUとは別物」「MCUのまったく新しい側面を見事に達成した」「MCU史上もっとも大胆で独創的、かつ革新的な冒険」と、ベタニーの発言を裏付けるような評価が相次いでいる。
なお、ベタニーの取材に同席した監督のマット・シャクマンによれば、本作には「マーベル史上最大級のセットが用いられている」とのこと。映像に対する仕掛けのみならず、作品の規模にも注目だ。
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Source: Gamesrader