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『ザ・バットマン』『モービウス』ロシア公開が取りやめに ─ ディズニー社に続きハリウッド各社が声明

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

米ワーナー・ブラザースが、ウクライナ侵攻を続けるロシアで2022年3月3日に封切りが予定されていた新作映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の公開を取りやめることを発表した。米ウォルト・ディズニー・カンパニーに続く同様の措置となった。ワーナーによる声明は以下の通り。

「ウクライナにおける人道的危機を踏まえ、ワーナー・メディアはロシアでの『ザ・バットマン』公開を停止致します。今後の状況を注視し続け、このたびの悲劇に対する迅速かつ平和的な解決を望んでおります。

ウクライナ侵攻を受けての対応は、ワーナー・ブラザースに先がけてディズニーが発表しており、ロシアで公開日が定められていた『私ときどきレッサーパンダ』や『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』などの新作劇場映画の配給を一律ストップ。同措置は無期限とされているが、ワーナーも同様に、このたびの決定が解除される時期を明言していない。

また、ワーナーによる発表の直後には米ソニー・ピクチャーズからも声明が出され3月24日に予定されていた『モービウス』のロシア公開が無期限中止となることが判明した。同社は『モービウス』のほかに劇場公開を予定していた全映画の配給を止めることを明かした上で、「被害に遭われた方々へ祈りを捧げると共に、この危機が迅速に解決されることを願っております」とコメントした。

ハリウッド各社による一連の決定を受け、ロシアの映画業界には打撃が生じる見込み。すでに販売・配給関係者からは、ロシアでの将来的なビジネスに関して困惑の声が上がっているという。なお、ハリウッドの大手各社は現在、ディズニーやワーナー、ソニーに追随すべく、今後の対応に関する方針を至急策定中とのことで、業界の動向からは目が離せない。

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Source: Deadline(1,2

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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