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ドラマ版「ウォッチメン」米国版新映像、本編映像たっぷり初公開 ─ 「原作が発表された時の体験を再現したい」

https://www.youtube.com/watch?v=nVK1-1vwAzE

アラン・ムーア&デイヴ・ギボンズによる歴史的傑作コミックを米HBOが映像化する、ドラマ「ウォッチメン(原題:Watchmen)」の新たな映像が米国にて公開された。初お披露目となる本編映像のほか、キャスト&スタッフのインタビューから“新生ウォッチメン”に迫っていく約2分間だ。


原作コミック『ウォッチメン』は、実在する歴史の陰にスーパーヒーローが実在したパラレルワールドを舞台に展開する“歴史改変SF”。ヒーローたちの多くは引退するか、政府のために活動を続けているとの設定だ。ドラマ版は現代を舞台とする新たな物語で、俳優ロバート・レッドフォードが1992年から2019年現在までアメリカ大統領を務めているとの新設定。劇中の2019年にはインターネットやスマートフォン、SNSが存在せず、コミック刊行当時の社会的背景として作品に表出していたアメリカとロシアの冷戦は、アメリカ国内の人種・秩序の問題へアップデートされている。

物語の始まりは、オクラホマ州タルサにて、警察官40人の自宅が突如襲撃されるという怪事件だ。これを受けて、警官は自らと家族を守るべくマスクを着用するようになる。しかしその結果、マスクを被っている者の誰が善人で、誰が悪党なのかが曖昧になるという事態が起こってしまった。主要人物のひとり、『ビール・ストリートの恋人たち』(2019)のレジーナ・キング演じるアンジェラもマスクを被って自警活動を行っているが、「第7騎兵(7th Cavalry)」と名乗るマスクのテロ組織も登場するという。

監督・製作総指揮のニコール・カッセルは、「マスクを被っている時の自分は何者か、被っていない時の自分は何者か、その複雑さを描きます」と語る。マスクが人を守る世界では、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『アサシン クリード』(2017)の名優ジェレミー・アイアンズが演じるオジマンディアスが語るように、「マスクが人々を残酷にする」のだ。

必ずしもコミックを読まずとも新たな物語を理解できることを心がけたと述べるのは、脚本・製作総指揮のデイモン・リンデロフ。「ジャンルの特定できないドラマが好きなんです。初めて『ウォッチメン』が世に出た時の体験を再現したい」。ジェレミーも「すべての優れた物語と同じく、真実がゆっくりと明かされていく作品です」と語った。一方でデイモンは、「ストーリーテリングのひねりが大好きなんです。サプライズや、予想外の展開が」とも話しており、一筋縄でいかない作品であることは間違いなさそうだ。

今回の映像でも、いまだドラマ版「ウォッチメン」のすべてを掴むことは到底できない。ただし、レジーナが「大作です、今まで参加した中で一番規模の大きな番組ですね」と話しているように、世界観やテーマのスケール、そしてアクション演出まで力の入ったシリーズになっている模様。『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)ドン・ジョンソン、『インクレディブル・ハルク』(2008)ティム・ブレイク・ネルソン、『グレイテスト・ショーマン』(2017)『アクアマン』(2018)ヤヒヤ・アブドゥル=マティーン2世ら豪華アンサンブルにも注目しよう。

ドラマ「ウォッチメン(原題:Watchmen)」は、2019年10月20日に米国放送開始。日本ではBS10 スターチャンネルにて放送予定(日時未発表)。

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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