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マーベルアニメ「ホワット・イフ…?」はサプライズたっぷり、マーベル幹部が予告 ─ 世界中の制作会社&クリエイターが参加

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のアニメシリーズ「ホワット・イフ…?(原題:What If…?)」の配信が2021年夏に迫っている。マーベル・スタジオ幹部のヴィクトリア・アロンソ氏は、このたびアヌシー国際アニメーション映画祭に登場し、本作に用意されている“たくさんのサプライズ”を予告した。

「ホワット・イフ…?」では、『アイアンマン』(2008)以来のMCU映画から重要な瞬間をフィーチャーし、実際には起こらなかった“もしもの展開”が描かれる。ナレーターは全ユニバースを見守る存在・ウォッチャー(ジェフリー・ライト)。「もしもペギー・カーターに超人血清が投与されたら」「バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャーがゾンビ化したキャプテン・アメリカと戦ったら」「ティ・チャラがスター・ロードになったら」という、さまざまな“もしも”エピソードを見ることができるのだ。

Deadlineによれば、アロンソ氏は本作を「みなさんご存知の、みなさんが大好きなキャラクターによる、サプライズたっぷりの」シリーズだと表現。キャラクターがMCUの正史とは異なる行動を取ったり、異なるキャラクターになったりするという説明は、すでに判明しているエピソードの内容と一致するものだ。マーベルのヒーロー&ヴィランについて新たな可能性を開拓するシリーズとあって、アロンソ氏は「新たなアイデアにインスパイアされ、別のレンズで物事を見つめる」作品になるとの自信もにじませている。

これまで実写映画&ドラマシリーズにこだわってきたマーベル・スタジオにとって、本作は初めてのアニメーション作品。メディア/表現形式としての魅力について、アロンソ氏は「アニメーションは完全なる自由、どこにでも行ける道と与えてくれる」と語り、その特性を活かした創作となったことを明かした。コロナ禍においてもリモートワークで作業が進められてきた本作には、世界中の制作会社とクリエイターが参加しているという。

世界中から人々が集まれば、ストーリーを語る声はさらに包括的になります。アニメーションにはそういうことができる自由があります。私たちにとってアニメーションは新たな取り組みなので、今回はいろんな場所にいる、いろんな方々とお仕事をする機会となりました。」

「ホワット・イフ…?」には、これまでMCUを彩ってきた豪華キャストが声優として登場。ちなみに、アヌシー国際アニメーション映画祭では、超人血清を投与されたペギー・カーターがキャプテン・ブリテンに変身した姿や、スティーブ・ロジャース&ハワード・スタークの登場シーンが上映されたという。

アニメ「What If…?(原題)」は、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて2021年夏に米国配信予定。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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