『ワンダーウーマン 1984』ダイアナとスティーブの感動シーン、「すごくひと苦労」とクリス・パイン振り返る

DC映画『ワンダーウーマン 1984』では、前作『ワンダーウーマン』(2017)で離れ離れとなった主人公ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマンと恋人スティーブ・トレバーが再会。再び到来した世界の危機に、2人は力を合わせて立ち向かった。
そんな本作における見どころの1つが、70年の時を越えて再び繰り広げられるダイアナとスティーブのロマンスだ。このたび米Colliderのインタビューに登場したスティーブ役クリス・パインが撮影当時を振り返るなかで、ダイアナとスティーブが劇中で見せる恋模様に関して公開直後から“エモーショナル”と話題になっている場面について言及している。
この記事には、映画『ワンダーウーマン 1984』のネタバレが含まれています。

クリス・パインが演じたスティーブは、“ドリームストーン”と呼ばれる石の力によって、約70年後の世界で独り生きるダイアナの前に再び姿を現した。恋人との思いがけない再会を果たしたダイアナは、相変わらずスティーブに“ゾッコン”。かたや、自身の復活のせいで力を失いかけるダイアナを気遣うスティーブは、別れを告げることを決意するのだ。
この別れのシーンについて、Colliderのインタビュアーが「非常に感動的でした」と感想を述べた上で、「あのシーンの撮影はいかがでしたか?」とパインに質問。これにパインは「ひと苦労したシーンでした」と、“お別れシーン”の撮影当時を振り返った。
「(ワシントンD.C.の)ペンシルベニア大通りで1週間続いた大がかりなシークエンスの撮影日に撮りました。ダイアナが走って投げ縄で捕まえるんです。これはセットで撮影したのですが、あの(お別れの)シーンはセットの柱の裏で撮ったんです。撮影するのにとてもひと苦労なシーンでした。特にその日の残りの時間でアクションやら他のことやら多くのことをこなしていたので。」
アクションシーンとは打って変わり、スティーブがダイアナに別れを告げるシーンはしんみりと展開。静かながらも感情的な演技が求められる場面と言えるだろう。ここでパインは、「このシーンを正しく理解して本物らしくするために、間違いなく余裕を持たせることにとても気を配ってくれていた」と、監督を務めたパティ・ジェンキンスへの謝意を述べている。「彼女は僕たちの後押しをしてくれましたし、完全な本物(の感情)になるまでは何も受け付けませんでした」。
こう語るパインは、改めてダイアナ役のガル・ガドットとジェンキンス監督を称賛した。「感情的にオープンになれたのはガルのおかげですし、そういうこだわりはパティの手柄ですね」。
Source: Collider