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クリス・パイン、『ワンダーウーマン 1984』への再登板に驚かず ― 前作撮影時から知らされていた

WONDER WOMAN AND ALL RELATED CHARACTERS AND ELEMENTS ARE TRADEMARKS OF AND (c) DC COMICS. (c) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、映画『ワンダーウーマン 1984(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)』には、主演のガル・ガドットやパティ・ジェンキンス監督のみならず、前作『ワンダーウーマン』(2017)からもうひとりのキーパーソンが再登板する。スティーブ・トレバー役のクリス・パインだ。

BBC Radio 1のインタビューにて、クリスは『ワンダーウーマン 1984』への出演について聞かされた際のエピソードを回想している。

この記事には、映画『ワンダーウーマン』のネタバレが含まれています。

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スティーブ・トレバーの再登場、前作撮影時に知らされていた

『ワンダーウーマン 1984』にクリス扮するスティーブ・トレバーが登場することが判明した際、多くのファンは驚いたにちがいない。なぜなら前作のクライマックスにおいて、クリスは自分自身を犠牲にして、毒ガスを積んだ飛行機とともに空に散ったのである。
第一次世界大戦中、1917年を舞台とした前作から、タイトル通り1980年代を舞台とする続編へ。そもそもスティーブが生きていたことも驚きだが、すでに公開されている本編写真を見るかぎり、その容姿に目立った変化がないことも興味深い。

以前、クリスは『ワンダーウーマン 1984』にスティーブが登場することについて「なぜ戻ってくるのかは言えません」述べていた。さらに今回のインタビューで、クリスはスティーブの再登場を知った際にも驚かなかったことを明かしている。

まったく驚きませんでした。パティ(・ジェンキンス監督)が、前作の撮影の中盤あたりで(続編の)アイデアを聞かせてくれたんです。パティがアイデアを持っているのはすごく心強いことなんです。泥の中に種が落ちて、突然それが成長して木に育つようなものですから。彼女はなんでもやらせてくれますよ。テレビドラマを一緒に作った時も、彼女は完全に仕上がっていて、すべての役柄を身ぶりで示してくれたんです。」

ここでクリスが言及しているのは、クリスとパティ監督がタッグを組んだドラマシリーズ『I am the Night(原題)』(2019年1月米国放送予定)だ。『ワンダーウーマン』に続いて同作をともに手がけ、『ワンダーウーマン 1984』へと進んでいった二人は強い信頼関係で結ばれているようである。ところがクリスは、最初に『ワンダーウーマン』のオファーを受けた際、積極的に出演を引き受けるつもりはなかったそうだ。

「彼女に『ワンダーウーマン』の話を提案された時、出たいとは思わなかったんですよ。まず僕に向いてないと思いました、『ワンダーマン』じゃないし。でもレストランで会ったら、脚本も料理も出てくる前にストーリーを聞かせてくれて。僕は“やる!”って言いましたよ。“絶対やる、いつから始めたいんですか?”と。それがパティの楽しいところ、見事なところですね。」

ちなみにパティ監督が以前語ったところによると、『ワンダーウーマン 1984』でも、クリス演じるスティーブ・トレバーは「非常に重要」な役割を担うのだという。謎に包まれた再登場、その真実やいかに……。

続編『ワンダーウーマン 1984』には主人公ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン役のガル・ガドット、スティーブ・トレバー役のクリス・パイン、アンティオペ役のロビン・ライト、そして女王ヒッポリタ役のコニー・ニールセンが前作から続投。新キャストとして、『ゴーストバスターズ』(2016)のクリステン・ウィグが悪役チーターを演じるほか、『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017)のペドロ・パスカルが出演。パティ・ジェンキンス監督が続投し、音楽は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でワンダーウーマンのテーマ曲を制作した巨匠ハンス・ジマーが務める。

映画『ワンダーウーマン 1984』(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)は2020年6月5日に米国公開予定。前作『ワンダーウーマン』のブルーレイ&DVDは発売中。

Source: BBC Radio 1

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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