「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ジョン・ウォーカー役ワイアット・ラッセル、11年前にキャプテン・アメリカのオーディションを受けていた

ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初参入したキャラクター、ジョン・ウォーカー。物語のキーパーソンであるこの役柄を演じるワイアット・ラッセルが、かつて『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)でキャプテン・アメリカ役のオーディションを受けていたことを明かした。
この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第1話『新たなる世界秩序』のネタバレが含まれています。

テレビ番組「Good Morning America」に登場したワイアットは、かつてキャプテン・アメリカ役のオーディションを受けた事実を認め、「実際のところ、最初のオーディションは“何か読んでくれ”という感じでした」と語っている。「演技が上手いかどうかを見るものだったから、本当に役を争っていたわけじゃないと思いますね」。
結果として、キャプテン・アメリカ役をクリス・エヴァンスが演じることが明らかになったのは2010年3月のこと。それから11年の時を経て、ワイアットは「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で“2代目キャプテン・アメリカ”を演じることになった。ジョン・ウォーカーという役柄は軍での経歴を買われ、政府からキャプテン・アメリカとして任命された男。サム・ウィルソン&バッキー・バーンズとは反目し合うことになる。
これまで『22ジャンプストリート』(2014)や『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(2016)『オーヴァーロード』(2018)などに出演してきたワイアットだが、本作への出演については「何も知らされていなかった」という。「マーベルから本読みをやってほしいという話が来て。役が決まった後から何の作品なのかを知ったんです。だから、何が何やら分かっていなかったんですよ」。

ちなみにワイアットは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)にエゴ役で出演したカート・ラッセルと『サボテンの花』(1969)の女優ゴールディ・ホーンの息子。俳優への転身以前はアイスホッケー選手として活躍した。これまではコミックに親しんでおらず、キャプテン・アメリカのオーディションを受けてはいたものの、本作への出演が決まるまではマーベル映画を一度も観たことがなかったという。
“2代目”の役目を担った今、ラッセルは“先代”について「クリス・エヴァンスのようにキャプテン・アメリカを演じられる人はいません。彼は完璧だった」と語る。「僕とはまるで違って、明らかに問題の少ないキャプテン・アメリカ。[中略]誰もが彼は完璧だと思っている。演じるのがとても難しい役柄なのに、そこにきちんと葛藤を生み出し、素晴らしい仕事をされていましたよね」。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 は配信中。
Sources: Good Morning America, Entertainment Weekly, USA Today