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グザヴィエ・ドラン、初のドラマ作品で監督・脚本・製作・出演 ─ 多ジャンル融合のスリラー作に

Xavier Dolan グザヴィエ・ドラン
Photo by Georges Biard https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Xavier_Dolan_Cannes_2015_3.jpg

『Mommy/マミー』(2014)『たかが世界の終わり』(2016)などで知られる俳優・映画監督グザヴィエ・ドランが、自身初のドラマ作品となる「The Night Logan Woke Up(原題)」で監督・脚本・製作を務めることがわかった。米Varietyなどが報じている。

本作は、カナダ出身の劇作家ミシェル・マルク・ブシャールによる同名の演劇に基づいたミニ・シリーズとなる。1990年代初頭、ジュールズとミミの兄妹、2人の親友でもあるローガンの3人は、仲良しトリオとして親密な関係にあった。同じ野球チームに属するジュールズとローガンは、地区大会で優勝。一方、ミミは劇場で夢見る生活を送る。ところがある日、17歳の誕生日を間近に控えるローガンが、14歳のミミをレイプする事件が発生。これを境に、2つの家族の間に亀裂が生じてしまう。

それから30年後、母親の死を機にミミは帰郷。何十年も音信不通だったジュールズたちと再会を果たす。間もなく、過去に葬り去られていた秘密や恨みが再び現れていき…。なお、本シリーズはホラー・ユーモア・ドラマの要素が融合した“痛烈スリラー”になるという。

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キャストには、マガリ・レピーヌ・ブロンドー、ジュリー・ルブレトン、エリック・ブリュノら、2019年に上演された舞台のオリジナル・キャストが続投する。なお、ドランも出演する見込みだ。製作には、『トム・アット・ザ・ファーム』(2013)以降、数々のドラン作品に名を連ねるナンシー・グラントらが就任。全5話構成となり、撮影は2021年3月より開始が見込まれている。2022年に仏テレビ局Canal+と加Quebecor Contentにて放送予定だ。また、Canal+傘下の仏Studiocanalが世界配給権を獲得したとのこと。

カナダ出身のドランは、これまでの監督作で脚本や製作、主演を兼任するなどマルチな才能を発揮するフィルムメーカーとして知られる。2019年には『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』で英語作品デビューを飾るなど、新たな挑戦を見せ続けている。

Source: Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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