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『ゼルダの伝説』ハリウッド実写映画化決定 ─ 『スパイダーマン』プロデューサーと『メイズ・ランナー』監督が就任

Zelda ゼルダ
亞可 米米 https://www.flickr.com/photos/56664146@N05/8236523179

任天堂の人気ゲームシリーズ『ゼルダの伝説』が、ハリウッドで実写映画化を果たすことがわかった。任天堂株式会社がニュースリリースで企画開始を正式発表した。

任天堂代表取締役フェローの宮本茂はXを通じて、「『ゼルダの伝説』の実写映画の企画を数々のヒット作を手がけたAvi Aradさんと長年進めてきました。今回Aviさんに共同プロデューサーをお願いし、任天堂自ら制作に深く関与して正式に開発をスタートしました。完成まで時間がかかりますが、楽しみにお待ちください」と伝えている。

宮本と共同製作を務めるアヴィ・アラッドは、マーベル・エンターテインメントのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、マーベル・スタジオの会長、CEOを歴任した後、2006年に自身の映画プロダクションであるArad Productions Inc.を設立。代表作に『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『アイアンマン』などがある。ゲームの実写化企画としては『アンチャーテッド』(2022)でのノウハウを持つ。

監督にはウェス・ボールが就任。若者に人気のアクションシリーズ『メイズ・ランナー』ほか、日本公開も発表されたばかりの『猿の惑星/キングダム』でもメガホンを取る、今最も注目されるフィルムメーカーのひとり。全世界配給と共同出資はソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントが担当する。

『ゼルダの伝説』ハリウッド実写化企画は長らく存在していた。2015年にはNetflixが実写ドラマ化を進めていたが、頓挫している。情報リークがあり、任天堂側が難色を示したためと伝えられる。

日本IPのハリウッド映像化が活況だ。『ONE PIECE』実写ドラマはNetflixで記録的なヒットとなったほか、『機動戦士ガンダム』も実写化に向け準備中。

任天堂は自社IPの映像化に積極的な姿勢を見せている。2019年は『名探偵ピカチュウ』がヒット。2023年の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は同年の興行収入2位の記録を樹立した。

「今回のプロジェクトにおいても、娯楽を通じてすべての方を笑顔にすることを目標に、任天堂自らが映画の制作に深く関与することで、任天堂ならではの独自のエンターテインメントを創造し、一人でも多くの方にお届けすることを目指して、努力を続けて参ります」と、プレスリリースでは伝えられている。

『ゼルダの伝説』は1986年からの長い歴史を持つアクションアドベンチャー。ファンタジー世界を舞台に、勇者リンクが壮大な冒険を繰り広げる。剣やアイテムを駆使したアクションや、謎が散りばめられた広大なフィールドなど、ゲームを象徴する要素がいかに映像化されるかに注目。リンクやゼルダ姫、ガノンなどお馴染みのキャラクターのキャスティングも重要だ。

Source:任天堂株式会社

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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