『スパイダーマン』マイルス・モラレス実写版映画は「あと2本映画を作った後」とプロデューサー

人気アニメ映画『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズのマイルス・モラレスを主人公に描く実写版映画の企画が、米ソニー・ピクチャーズで進行中だと2023年に報じられたが、その進捗状況についてプロデューサーが答えた。
マイルス・モラレスは、アフリカ系とプエルトリコ系にルーツを持つキャラクター。遺伝子操作された蜘蛛に噛まれ、特殊能力を得たマイルスは“2代目スパイダーマン”となり、時空の歪みによって異次元から飛ばされてきたスパイダーマンたちと力を合わせ、世界の危機に立ち向かっていく。
2018年の『スパイダーマン:スパイダーバース』に続いて2023年には『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)が公開。第3作『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』も準備中だ。
米Varietyのインタビューに『スパイダーバース』のチームが応じた際、「マイルス・モラレスの実写版が開発中だとおっしゃっていましたが、進捗状況は?」と質問されたプロデューサーのエイミー・パスカルが、「いつかですね。あと映画を2本作るまでは」と回答。すると隣にいた脚本・製作のフィル・ロードがうなずきながら「彼女の言う通りです。彼女がボスですから」と言い、続けて笑顔のパスカルが「いつか、いつかですね。製作にワクワクしています」とコメントした。
パスカルのいう「2本の映画」が何を示しているのかは不明だ。『ビヨンド・ザ・スパイダーバース』のほか、同ユニバースからは公開目前の『マダム・ウェブ』や、『クレイヴン・ザ・ハンター』、『ヴェノム』第3作などが控えている。
これまでにマイルスは、コミック、アニメ、ゲーム(ゲームにおける表記は“マイルズ”)で活躍。実写版には未登場だが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)でジェイミー・フォックス演じるエレクトロ/マックス・ディロンが「黒人のスパイダーマンもどこかにいるはずだ」と言い、マイルスの存在を示唆。スパイダーマン役のトム・ホランドは、「マイルス・モラレスを実写の世界で紹介できたら光栄ですね」と述べていた。
マイルス・モラレスの実写版映画の実現は少し先になりそうだが、その前に『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』の公開を楽しみに待とう。
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Source:@Variety