【特集】2018年、マーベル・シネマティック・ユニバースはさらなる活況へ!長編映画3本、ドラマ8作品を続々発表

『アントマン&ワスプ(原題:Ant-Man and the Wasp)』(7月6日米国公開)
2015年『アントマン』の続編にして、前作ヒロインだったホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)が新ヒーロー・ワスプとしてお目見えを果たす一作。MCU初のラブコメ映画になるともいわれているが、その全貌は依然として謎に包まれている。前作は痛快な強盗コメディだったが、はたして……。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』以後の作品とあって、なにやら重要な展開が用意されている可能性もありそうだ。
前作に続いて監督を務めるのは、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008)のペイトン・リード。監督本人の悲願だったというジャイアント・マン(『シビル・ウォー』で先行登場)もいよいよ本格登場するようだ。主演のポール・ラッド、前作から続投するマイケル・ダグラスやマイケル・ペーニャらに加えて、本作ではキーパーソンとしてミシェル・ファイファーやローレンス・フィッシュバーンが新登場。目を見張るような演技派俳優が揃い、さらに層の厚いメンバーで『アントマン』が帰ってくる。
ジャンル多彩、ドラマシリーズも続々登場
『マーベル インヒューマンズ』(2月~)
本シリーズは米国で2016年に製作・放送され、日本上陸が待たれていた一作。インヒューマンズ(=超人類)のロイヤルファミリーが経験する壮大な冒険を描く物語で、主人公はインヒューマンズの王・ブラックボルト。軍のクーデターによって突然に分断されてしまった王国で、追われる身となった王室メンバーは地球のハワイへ逃亡。美しい自然と人間界に戸惑いながら、お互いを探し出し、祖国へ戻る道を探していく……。
『エージェント・オブ・シールド』シーズン5(2017年12月より米国放送中)
映画『アベンジャーズ』(2012)など初期のMCU映画作品に登場していたフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)をはじめ、S.H.I.E.L.D.のエージェントたちを描いた人気シリーズが早くも第5シーズンに突入。シーズン4には、ファン待望のゴーストライダーがついに参戦し、ストーリーはますます盛り上がりを見せつつある。
本作の見どころとなるのは、映画版と設定を絡み合わせながら進行する独自のストーリーテリングだ。シーズン5では、コールソンをはじめとしたS.H.I.E.L.D.メンバーがなぜか2091年の宇宙ステーションに送られてしまい、生き残った人類とともに地球帰還の方法を求めるという物語になるという。ちなみに『エージェント・オブ・シールド』は今シーズンで記念すべき第100話を迎える。日本での放送は未定だが、早ければ2018年内にも見ることができるはず……!
『ランナウェイズ(原題:Marvel’s Runaways)』(2017年11月より米国配信中)
マーベルと米Huluが初めて共同製作するドラマシリーズ『ランナウェイズ』は、2017年11月より米国での配信がスタートし、2018年1月に最終話が配信される予定だ(日本での配信は未定)。Netflix製作のドラマシリーズとも世界観を共有していることが以前明かされている。
本作『ランナウェイズ』は、2003年より米国で刊行されているコミックを原案としたストーリー。両親が実はスーパーヴィランだったという事実を知った6人のティーンエイジャーを描く青春群像劇で、親子の衝突や葛藤に重きを置いた内容になっているという。脚本・プロデュースなど製作を統括するショーランナーには、ドラマ『ゴシップガール』(2007-2012)などのジョシュ・シュワルツ&ステファニー・サヴェージが就任している。
『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2(3月8日配信)
Netflix製作『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2は、すでに2018年3月8日より全世界同時配信が決定している。ジェシカ・ジョーンズ役のクリステン・リッターのほか、レイチェル・テイラーやキャリー=アン・モスといった前シーズンの出演者が続投。ヴィランとして不気味な魅力を放った、キルグレイブ役のデヴィッド・テナントも再登場するという。