マーベル社長、『アベンジャーズ4』の制作状況を報告 ― 「編集の初期段階、いつもよりずっと進んでいる」

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を経て、2019年5月に米国公開される映画『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル不明)の制作が本格的に再開されている。2018年6月15日(米国時間)に脚本家・監督チームが再集結したことが判明している本作の進捗状況について、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が語った。
『アベンジャーズ』第4作、ルッソ監督が鋭意編集中
米Birth.Movies.Death.がケヴィン社長にインタビューしたところによると、現在『アベンジャーズ』第4作は、アンソニー&ジョー・ルッソ監督が編集にあたっているさなかだという。
「編集作業を始めたところです。(ルッソ)兄弟が自分たちの編集版(ディレクターズ・カット)の作業をしているので、今のところ数週間、編集室で一緒にいます。だから非常に初期段階ですね。でも、いつもに比べるとずっと進んでいますよ。普段ならまだ撮影をしている時期ですから。『キャプテン・マーベル』が(2019年)3月に公開されて、こちらは5月ですが、もうこっちは(仕上げ作業を)始めている。先を行ってること、映画の大部分を撮り終えていることは良いことですね。」
たしかに、劇場公開まで約10ヶ月というスケジュールから逆算すると、『アベンジャーズ』第4作は非常に順調なペースで制作が進められている。ケヴィン社長が言及した『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日に米国公開予定だが、2018年7月6日(米国時間)に本撮影が終わったところ。これから編集作業や再撮影・追加撮影が控えていることを考えれば、こちらのほうがはるかにタイトなスケジュールといえそうだ。
『アベンジャーズ』第4作は、現在ルッソ監督が作業にあたっているディレクターズ・カット版の編集を経て、2018年夏に再撮影・追加撮影が実施される予定。それから再編集が加えられ、さらにスタジオの意向を踏まえながら、作品は劇場公開される完成版へと近づいていくのだろう。ちなみにケヴィン社長は、作品の仕上げ作業に与えられた時間について、こんなことを語ってもいる。
「『アントマン&ワスプ』は(仕上げの時間が)すごく短かったんですが、そこで大きく前進しました。限られた時間で非常に良い作業ができたんです。『アベンジャーズ4』には十分な時間があります。『マイティ・ソー バトルロイヤル』もそうだったので、そこで多くの作業をしました。いつも与えられた時間を目一杯使っています。たっぷり時間があれば(作品について)じっくり考える意欲が湧きますし、逆にぜんぜん時間がなくても、じっくり考える気が起きてくるんですよ!」
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。ちなみに全世界のファンが注目するタイトルの発表時期は「(2018年の)年末にかけて」ということだ。
Source: BMD
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