2020年12月のAmazon Prime Videoに、年末年始に観たいオリジナル映画が続々登場する。

『ヴェノム』（2018）『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（2016）のリズ・アーメッドが聴覚を失ったドラマーを演じる『Sound of Metal（原題）』が、邦題『サウンド・オブ・メタル ～聞こえるということ～』として12月4日（金）より独占配信開始。ティモシー・シャラメ主演映画『マイ・ビューティフル・デイズ』（2016）脚本・監督による最新作『アイム・ユア・ウーマン』が12月11日（金）から、『マイティ・ソー』シリーズのテッサ・トンプソン主演による恋愛映画『シルヴィ ～恋のメロディ～』が12月25日（金）から配信される。

『サウンド・オブ・メタル ～聞こえるということ～』

ロックバンドのドラマーであるルーベン（リズ・アーメッド）は、各地を飛び回りながら毎日のようにライブを繰り返すさなか、一時的に耳が聞こえなくなる症状に襲われるようになる。状態は回復するどころか悪化の一途をたどり、ルーベンは自分のキャリアを失う恐怖にとらわれていた。バンド仲間で恋人のルーは、自暴自棄になるルーベンを、ろう者のための施設に預けることを決意。周囲の人々に受け入れられるルーベンだったが、彼自身は新しい日常に動揺し、かつての生活を求める思いとの間で葛藤するようになる。

出演者はリズ・アーメッドのほか、『レディ・プレイヤー1』（2018）のオリヴィア・クック、「ウォーキング・デッド」や『エターナルズ（原題：Eternals）』に出演する、ろう者の女優ローレン・リドロフ、ミュージシャンであり手話通訳者のポール・ラチ、『007 慰めの報酬』（2008）などのマチュー・アマルリック。出演者の多くに実際のろう者が起用された。脚本・監督は『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』（2012）脚本家のダリウス・マーダーで、本作が劇映画の監督デビュー作となった。

2020年12月4日（金）AM9:00よりAmazon Prime Videoにて独占配信。

『アイム・ユア・ウーマン』

1970年代、穏やかな暮らしを送っていたはずのジーンは、裏稼業に手を染めていた夫・エディがパートナーを裏切ったころから、突如として追われる身となった。彼女は幼い赤ん坊を連れ、危険な逃走の旅路へと突き進んでいく……。

ティモシー・シャラメ主演『マイ・ビューティフル・デイズ』（2016）やDisney＋の恋愛映画『スターガール』（2020）を手掛けた映画監督・脚本家のジュリア・ハートが、「マーベラス・ミセス・メイゼル」（2017-）のレイチェル・ブロズナハンを主演に迎えて犯罪映画に挑んだ一作だ。共演には「ボクらを見る目」（2019）のマーシャ・ステファニー・ブレイクら。共同脚本はハート監督と過去作品でタッグを組んできたジョーダン・ホロウィッツが執筆し、プロデューサーにはホロウィッツ＆ブロズナハンが名を連ねた。

2020年12月11日（金）AM9:00よりAmazon Prime Videoにて独占配信。

『シルヴィ ～恋のメロディ～』

1957年、暑い夏を迎えたニューヨーク。テレビ業界での成功を夢見ながら父親のレコードショップを手伝っているシルヴィ（テッサ・トンプソン）は、戦争に行った婚約者の帰りを待っていた。そんな時、シルヴィはアルバイトとして店で働き始めたサックスプレーヤーのロバートと出会う。次第に二人は仲を深め、互いへの情熱を感じ始めるようになっていった。しかし夏が終わりを告げる頃、二人はそれぞれの道を進むべく関係を解消してしまい……。

シルヴィ役を『マイティ・ソー』『クリード』シリーズや「ウエストワールド」（2016-）など活躍目覚ましいテッサ・トンプソンが、ロバート役を『ハリエット』（2019）のンナムディ・アサマアが演じるほか、「デスパレートな妻たち」（2004-2012）のエヴァ・ロンゴリア、『ラブ・ストーリーズ』（2018）のジェマイマ・カーク、『THE UPSIDE／最強のふたり』（2017）のアジャ・ナオミ・キングらが出演。監督・脚本はラブコメディ映画『Homecoming（原題）』（2012）などのユージン・アッシュが務め、トンプソン＆ロンゴリアは製作を兼任した。

2020年12月25日（金）AM9:00よりAmazon Prime Videoにて独占配信。