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DC映画『アクアマン』米国前売記録で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『ヴェノム』抜く ― 好スタートで大ヒットの予感

ジャスティス・リーグ
© JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

米ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、映画『アクアマン』のチケット前売りが米国にて始まり、初日の売上記録を相次いで更新している。

本作は『ジャスティス・リーグ』(2017)で本格登場した、ジェイソン・モモア演じるアクアマンを主人公とする初めての単独映画だ。2019年2月8日の日本公開を控えるなか、米国では2018年12月21日に劇場公開される。

Deadlineによれば、『アクアマン』は米国最大手のチケット販売サイトFandangoにて、発売初日の売上で『ヴェノム』(2018)や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)を抜く好スタートを記録した。劇場公開直後の週末、『ヴェノム』は8,020万ドル、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は6,120万ドルというオープニング興収記録を達成している。『アクアマン』も同等の成績を狙えるということか……?

ジャスティス・リーグ
© JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements are trademarks of and © DC Comics. © 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

また本作は、同じく米国の大手チケット販売サイトAtomにて、チケット前売り開始後24時間の販売記録で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)をしのぐ記録を打ち立てた。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のAtomでの販売数や他サイトとの売上比率は不明だが、いずれにせよ『アクアマン』が非常に大きな注目を集めていることがうかがえるだろう。

なお『アクアマン』の劇場公開にあたって、ワーナーは米Amazonとの提携を実施。12月21日の米国劇場公開に先がけて、12月15日には米国の映画館1,000館にて米Amazonプライム会員を対象とする先行上映が開始される。Atomはこの先行上映のチケット販売を受け付けており、今回の記録には先行上映の販売数も含まれているということだ。先行上映のチケットは、プライム会員1名につき10枚まで購入できる制度となっている。

むろんチケット前売りの記録は、映画公開直後の大ヒットを必ずしも約束するものではない。前売りチケットを購入する観客はごく一握りであり、これだけで興行面の成功を保証する予想は立てられないからだ。
ただし近年、ヒーロー映画の前売りはファンの人気を数字として示すものとなりつつある。たとえば『ブラックパンサー』(2018)はFandangoでマーベル・シネマティック・ユニバース作品の記録を更新し、のちにヒーロー映画史上最高の前売記録を樹立(のちに『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が再び記録を更新した)。『デッドプール2』(2018)も同じくFandangoにて、わずか1日でR指定映画の前売新記録を打ち立てている。

ひとまず幸先良いスタートとなった『アクアマン』は、2018年の終わりから2019年の始まりにかけて、米国の映画ファンにどこまで訴えかけることができるのか。興行、評価の両面について現地からの続報を楽しみに待ちたい。

映画『アクアマン』は2019年2月8日(金)全国ロードショー。なおアクアマンの活躍する『ジャスティス・リーグ』のBlu-ray&DVDは発売中だ。

『アクアマン』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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