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『ARGYLLE/アーガイル』ヘンリー・カヴィルはジェームズ・ボンドを意識したのか?

ARGYLLE/アーガイル
© Universal Pictures

『キングスマン』シリーズのマシュー・ヴォーン監督最新作『ARGYLLEアーガイル』がついに公開を迎えた。本作では『007』6代目ジェームズ・ボンド役の最終候補まで残ったヘンリー・カヴィルが一流スパイを演じることで封切り前から話題となっていた。

劇中では、クールなアクションを披露しているカヴィルだが、役作りにあたってはボンドを意識したのだろうか。米Screen Rantで、カヴィルは「特にどこからもインスピレーションは受けていません」と否定している。

カヴィルが演じるエージェント・アーガイルは、作家エリー・コンウェイが小説の中で創作した架空のスーパースパイ。その硬派な雰囲気はイアン・フレミングが生み出したジェームズ・ボンドを彷彿とさせるが、カヴィルは撮影に挑むにあたり、シリアスな演技とコミカルな演技の境界線を意識したようだ。

「もしあまりにも現実的に、自然体に演じすぎてしまえば、それはジョークを台無しにしてしまいます。映画のトーンに合わせるために、すごくシリアスでありながらも誇張した演技を行わなければいけないんです。それこそ僕が意識したことです。」

「色んな意味でアーガイルはジェームズ・ボンドにとても似ています」と語るマシュー・ヴォーン監督は、アーガイルを創造するにあたってボンドからのインスピレーションを受けたようだが、それをあえて「ジョーク」として昇華させることで、独自の作風を築き上げた。列車の中でアーガイルと現実世界のスパイであるエイダン(サム・ロックウェル)が入れ替わるアクションシーンでは、そうした演出の真髄を感じることができるだろう。

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映画『ARGYLLEアーガイル』は公開中。

Source:Screen Rant

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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