『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』雷神ソーと弟ロキは再会できるのか ─ クリス・ヘムズワース&トム・ヒドルストン、W復帰のサプライズ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』のキャスト発表には、いくつかのサプライズが用意されていた。ソー役のクリス・ヘムズワース、ロキ役のトム・ヒドルストンが揃って復帰することもそのひとつだ。
『マイティ・ソー』シリーズで兄弟として登場したソーとロキだが、歩んできた道筋はそれぞれ異なった。アベンジャーズの一員となったソーと、『アベンジャーズ』(2012)ではヴィランの役回りを担ったロキ。背景には“家族”をめぐるロキのねじれた感情とソーとの関係があり、それらが解決するには長い時間を要したのだ。
2人が最後に顔を合わせたのは『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)。故郷アスガルドの崩壊から避難する船の中で、ソーとロキはついに和解した。ところがその直後に船はサノス軍の襲撃を受け、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でロキはサノスに殺害されてしまったのだ。もっとも『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)では、ソーがサノスを倒すべく奔走するさなか、『アベンジャーズ』当時のロキ(死亡したロキとは別人)が別の時間軸に逃げ出している。
ソーは『ソー:ラブ&サンダー』(2021)で、別次元のロキはドラマシリーズ「ロキ」(2021-2023)でそれぞれの物語を続けた。もっとも『ドゥームズデイ』での復帰がサプライズとなったのは、2人の物語がある意味ではきちんと完結したからだ。ソーは娘ラブとの旅に出ており、ロキはマルチバースを統べる“物語の神”となった。


気になるのは、なんらかの形でソーとロキが再会を果たすかどうかだ。もちろん、ソーは別次元のロキが独自の活躍を見せていたことを知るよしもないし、そもそもマルチバースの仕組みを理解できるかどうかも定かでない。しかし、死んだと思っていたロキにもしも再会できたら──。スクリーンでの対面が叶えば、なんと『マイティ・ソー バトルロイヤル』以来9年ぶりとなる。
一方でロキは、“物語の神”となった時点でマルチバース・サーガの最重要人物になったと言える。したがって『ドゥームズデイ』への登場は必然的だったのかもしれないが、ロバート・ダウニー・Jr.演じる最凶の敵ドクター・ドゥームの目的によっては、再びその命に危機が訪れることになりそうだ。
ちなみに現時点で、ソーはアベンジャーズのオリジナルメンバーから復帰する唯一のキャラクター。ソーにとって身近な存在が、ロキを除いて誰ひとり発表されていないことも気にかかる。果たしてソーは今、どこで何をしているのだろう?
映画『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』は2026年5月1日に米国公開予定。
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