『エターナルズ』セレスティアルズの存在、サノス戦に加勢しなかったワケが物語の焦点に

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で描かれたサノスとの決戦は、激闘の末にアベンジャーズの勝利に終わった。しかし、この決戦を巡ってはひとつの疑問がファンの間で浮上していた。古代から続く不死のヒーローチーム“エターナルズ”はなぜ戦いに加わらなかったのか、ということだ。
『エターナルズ』は『エンドゲーム』後の世界にて、人類への遺伝子実験によって生み出された異星人“エターナルズ”を描く一大群像劇。7,000年もの月日にまたがり、MCUの最初期を描くとも伝えられている。とはいえ、あくまでメインの舞台は『エンドゲーム』後ということだから、エターナルズもサノスとの一件は耳にしていたはずだ。それでもエターナルズが戦いに関与しなかった理由について、米Entertainment Weeklyの記事に興味深い内容が記されている。
「彼らのミッションはディヴィアンツに集中することで、人間界のいざこざには一切干渉しない、というのが簡潔明瞭な答えです。」
これは『エターナルズ』の特集記事として監督・キャストに取材を行った上で記述された内容だ。事実、新たに公開された予告編では、キット・ハリントン演じるデーン・ウィットマンが、「なぜサノスと戦わなかった?歴史上の悲劇も止められたはず」とジェンマ・チャン演じるエターナルズの一員、セルシに直接聞いている様子が捉えられている。これに「ディヴィアンツがいない限り、介入するなと言われた」とセルシが答えると、「誰に?」とデインは問いただすのだ。次の映像には、生物といったらいいのか、それとも物体といえばいいのか、なんとも形容しがたい謎の存在が映し出されている。これぞエターナルズの創造主にして、神に等しい力を持つ宇宙最古の種族セレスティアルズだ。
また、2021年に5月に公開された特報映像では、エターナルズが『エンドゲーム』での事の顛末を把握している姿も捉えられていたが、「キャップもアイアンマンも去った」「じゃあ、次のアベンジャーズは俺か」「まさか」と、まるで他人事のように笑いの種にしていた姿が印象的であった。ここからも、“人間界のいざこざには一切干渉しない”エターナルズの姿勢がうかがえる。
『エターナルズ』では、まさに冒頭の疑問、“エターナルズはなぜサノスとの戦いに加わらなかったのか”が物語の焦点になっていく模様。そして鍵となるディヴィアンツの正体も明かされることになる。彼らは、エターナルズと同じくセレスティアルズによって生み出されたものの、醜い姿で誕生してしまった、いわば失敗作。原作コミックでは、サノスもディヴィアンツの血筋を継いだキャラクターだ。コミックでは、エターナルズとディヴィアンツの戦いが展開されるが、どうやら映画でもこの設定を軸にストーリーが展開されていくようだ。
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Source: Entertainment Weekly