『ベイビー・ドライバー』続編、脚本は完成済み ─ エドガー・ライト監督が認める

エドガー・ライト監督の傑作カーアクション映画『ベイビー・ドライバー』(2017)続編の脚本が、完成済みであることがわかった。ライト監督が自ら明かしている。
『ベイビー・ドライバー』は、音楽を聴き続けることで天才的なドライビング・テクニックを発揮する“逃がし屋”ベイビーと周囲の人々を描いたカーチェイス・アクション。続編の製作については、製作の米ソニー・ピクチャーズとライト監督の双方が、第1作公開当時から前向きな姿勢を見せていた。2019年1月には脚本の初稿が完成したと伝えられ、同年7月に主演のアンセル・エルゴートが脚本に目を通したことを明かしていた。以降、製作の進捗は定かでなかったが、このたび米Varietyのインタビューにてライト監督本人が完成を伝えた。
インタビュアーより、「多くの人が『ベイビー・ドライバー』続編を待ち望んでいますよ」と投げかけられると、ライト監督は、「もう書かれています」と返答。いわく「3本の草稿を書いた」という。2019年初頭に判明した初稿から2度の改稿を経て、ひとまず完成したということだろう。
ライト監督は続編を望むファンのことも確かにSNS上で把握している模様。「ファンの方がSNSで心配しているのを見るのは興味深いですね。“今どうなってるんだろうね”って誰かが書いて、“でも今は世界的にパンデミックの最中だからな…”って。こればっかりは僕にも分からないですよ(笑)」。こう語るライト監督だが、ファンが懸念するその裏で、続編実現のための準備をしてくれていたようだ。
脚本の完成は明らかになったが、具体的な制作時期などについては言及されていない。それこそ、今後のコロナ禍の状況も大きく影響を及ぼすことになりそうだ。続報を待ちたい。
『ベイビー・ドライバー』には『ダイバージェント』シリーズなどのアンセル・エルゴート、実写版『シンデレラ』(2015)や『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)のリリー・ジェームズ、『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)のジェイミー・フォックスらが出演した。
映画『ベイビー・ドライバー』ブルーレイ&DVDは発売中。
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Source: Variety