お蔵入りの映画『バットガール』、『バットマン リターンズ』キャットウーマンのイースターエッグが存在していた?

DCコミックスによる新作映画、『バットガール(原題)』が撮影を終えていたにも関わらずお蔵入りとなってしまった。幻の映画となった『バットガール』には、マイケル・キートンがバットマン役として復帰する予定で、ファンから熱い視線が注がれていた。どうやら、DCファンにとって観られなくて残念に思う、『バットマン リターンズ』(1992)のキャットウーマンのイースターエッグまで隠されていたようだ。
『バットガール』はゴッサム・シティのジェームズ・ゴードン警察長官の娘、バーバラ・ゴードン/バットガールを描く単独作品。ワーナー・ブラザースの新体制による戦略のもと、企画の頓挫が決定した本作の製作費は、撮影を終えた時点ですでに9,000万ドルにおよぶものだったというが、HBO Maxでの配信および劇場での公開を見送る格好となった。この先、本作が一般向けにお披露目されることはないかもしれないが、テスト上映で関係者はその一部を鑑賞している。
そのテスト上映で判明したのが、『バットマン リターンズ』のミシェル・ファイファーふんするキャットウーマンのイースターエッグが存在していたということ。ポットキャスト「The Town with Matthew Belloni」の司会者であるマシュー・ベローニは、テスト上映参加者から入手した情報をもとに、「ミシェル・ファイファーによるキャットウーマンのマスクが登場したみたいです」と明かしている。その詳細については言及されていないが、「ミシェル・ファイファー本人が映画に出てくるわけではありませんけど」と、あくまでもイースターエッグであると付け加えている。
マイケル・キートンとは異なり、ミシェル・ファイファーがキャットウーマンとしてシリーズに帰ってくるわけではなかったようだが、それでもファンとしてはそのイースターエッグを見つけて、ノスタルジーに浸りたかったものだ。企画のお蔵入りが発表された後、監督のひとりであるアディル・エル・アルビより、バットガールとバットマンをとらえたスチール写真が公開されているが、このキャットウーマンマスクのイースターエッグもまた、何らかの形でお披露目させることに期待しよう。
▼『バットガール』の記事
バットマン役マイケル・キートン、映画『バットガール』お蔵入りを気にしていない ─ ギャラが良かったからノープロブレム? 「僕ですか?大丈夫ですよ」 DC『バットガール』お蔵入りは「正しい決断だった」と米ワーナーCEO、「難しく辛かったが」 「会社の健康のため」 お蔵入り『バットガール』監督が『ザ・フラッシュ』を観た、「悲しかった」 あまりにも辛い 打ち切りとお蔵入り、ブレンダン・フレイザーはまたDC作品に再登場するか?「オープンな気持ちでいます」 『バットガール』は気の毒でした DC幹部の『バットガール』は「公開できる作品ではなかった」発言、主演俳優が反論 ─ 「軽々しい言葉」「良い映画になる可能性あった」 そりゃこうなるよ
Source:The Town with Matthew Belloni , ScreenRant