『ブラック・ウィドウ』はナターシャの物語と決別する内容に ─ スカーレット・ヨハンソンが語る

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『ブラック・ウィドウ』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)直後を舞台に、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの知られざる過去や、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)での衝撃の決断に至る背景が描かれる。
米Total Film(ComingSoon.net経由)にて、『アイアンマン2』(2010)よりブラック・ウィドウにふんしてきたスカーレット・ヨハンソンが、『ブラック・ウィドウ』はナターシャの物語と決別するような内容になることを明かしている。
この記事には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。
『エンドゲーム』にてナターシャはサノスを倒すべく、ソウル・ストーンを求めて、ホークアイ/クリント・バートンとともにヴォーミアという惑星を訪れる。しかし、そのソウル・ストーンを手にするには、“愛するもの”を失わねばならなかった。そこでナターシャは自らを犠牲にして崖の下に飛び降りて最期を迎えたのだ。
以前、『ブラック・ウィドウ』にてメガホンをとったケイト・ショートランドが、「この映画で私たちがやったのは、みなさんが抱えている悲しみを終わらせるということ」と語っていたように、ヨハンソンもまたファンの期待に答えるような物語を本作で目指したと説明している。「ある意味、このキャラクターが迎えた死との決別的な内容になっているでしょう。皆さんがそれを望んでいるように感じたので」。
ここで気になるのは、決別的な内容がどのようにして描かれるのかだ。『エンドゲーム』の本編は、サノスを倒すため同じく自らの命を犠牲にした、アイアンマン/トニー・スタークの感動的な葬儀にて幕を閉じた。ところが、ナターシャの死について触れられることはなく、ファンの間で賛否両論となったのである。多くのファンにとって、ナターシャの葬式が描かれることが理想と言えそうだが、“ある意味”と説明されていることからも、必ずしもそうなるとは限らないだろう。
もともと『エンドゲーム』の脚本家は以前、「葬儀を描くことが、必ずしもキャラクターに誠実なこととは限らない」と述べていた。その解釈が本作でも継承されているのであれば、別の形で示される可能性もあるはずだ。それこそ本作は、ナターシャが偽りの家族と過ごした幼少期が描かれる。つまり本作では、そのときの家族との出来事を背景に、ナターシャが自らの命を犠牲にしてまで、アベンジャーズというもうひとつの家族を救いたかった想いが描かれるのかもしれない。
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Source: ComingSoon.net