『ブレイド』リブート版の監督が決定、『シュガーランドの亡霊たち』気鋭が就任認める ─「マーベルは思い切った動きをみせる」

マハーシャラ・アリ主演、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『ブレイド(原題:Blade)』の監督に、バッサム・ターリクが交渉中と過去に伝えられていたが、どうやら契約は締結していたようだ。
本作の監督として就任したターリクは、パキスタン生まれの米監督で、ドキュメンタリー『シュガーランドの亡霊たち』(2019)や、リズ・アーメッド主演映画『Mogul Mowgli(原題)』で高く評価された気鋭。The Playlistにてターリクは、「正直に言うと、『ブレイド』が実現するとは思っていませんでした。光栄ですし、名誉なことでもあります」と喜びの声をあげている。
監督として就任した理由のひとつとしてターリクは、「この映画の脚本を担当している素晴らしい才能を持つ作家、ステイシー・オセイ・クフォーのためなんです」と説明。ドラマ「ウォッチメン」(2019)を成功に導いたことで知られる気鋭脚本家だ。「彼女はまさに驚異的な存在であり、彼女自身が持つ力を力を最大限に発揮できる人なんです」。そしてマハーシャラ・アリの名前も挙げながら、「とにかく彼らと一緒に仕事をしたいと思ったんです」と続けている。
ターリクは「マーベルは思い切った動きをみせるでしょう。それについては何も言えませんが、今取り掛かっていることにとても興奮しています」と説明した。具体的な内容は伏せながらも、キャラクターを第一に考えているとのことだ。
「キャラクターが僕にとってはとても重要なことです。ジャンルについてではなく、キャラクターについてを考えているんです。(マーベル・スタジオと仕事をすることは)みんなが想像しているような枠にはまらないんです。それがとても楽しみなことで。『ブレイド』にはカノン(正史)が存在しないと思うんですよ。コミックを読むと、常に変化していて……。(コミックシリーズは)残念ながらそれほど長くは続きませんでしたけど。」
なお『ブレイド』は、2022年7月より撮影が実施される見込みであることが判明済み。撮影時期から鑑みると、公開時期は2023年後半~2024年とみられる。
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Source: The Playlist