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『ジュラシック・パーク』続編情報まとめ ─ 最新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』とは

ジュラシック・ワールド/ドミニオン
(c) 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.

マイケル・クライトン原作、スティーブン・スピルバーグによる『ジュラシック・パーク』シリーズが、2022年夏に究極の集大成を迎える。『ジュラシック・ワールド』の第3作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』が、いよいよお目見えとなるのだ。

この作品には、『ジュラシック・ワールド』でおなじみオーウェン・グレイディ役のクリス・プラット、クレア・ディアリング役のブライス・ダラス・ハワードだけでなく、『ジュラシック・パーク』(1993)からアラン・グラント役のサム・ニール、エリー・サトラー役のローラ・ダーン、そしてイアン・マルコム役のジェフ・ゴールドブラムが復帰。本記事では、まさしく世紀の一大イベントとなる本作の情報をご紹介していこう。

『ジュラシック・ワールド』最新作、シリーズの集大成に

『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』の脚本・監督を務めるのは、『ジュラシック・ワールド』(2015)を手がけたコリン・トレボロウ。本作のサブタイトルである「ドミニオン(Dominion)」とは「支配」「統治」の意だ。

前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)では、パーク内の恐竜たちが現実世界に解き放たれ、世界に大きな変化が訪れた。翌2019年には、“その後”を描いた短編『Battle at Big Rock』が公開されている。これらの作品は、公開年と同じく2018年・2019年が舞台であり、新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』も同じく2022年の物語であることが判明済みだ。すなわち、『炎の王国』からは4年が経過していることになる。

ジュラシック・ワールド/炎の王国
(c) Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. and Legendary Pictures Productions, LLC.

本作で具体的にどんな物語が描かれるのかはわかっていないが、トレボロウ監督によると、『ジュラシック・ワールド』チームであるオーウェン&クレアと、『ジュラシック・パーク』のレジェンド・チームであるアラン&エリー&イアンの物語は並行して進んでいく模様。両者は全編にわたって活躍し、それぞれのストーリーラインがどこかで交錯する、一種の群像劇となりそうだ。

もちろん、監督の狙いは大きい。「これまで語られてきた、ひとつの物語の集大成に」明言されているように、本作はおなじみのキャラクターの登場だけでなく、『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』シリーズすべての総決算となる。「大切なのは『ドミニオン』を観た後、『ジュラシック・パーク』シリーズがどれだけ大きな物語を描き、それがこの作品で起こる出来事にどう繋がったのかがわかること」。言い換えれば、今の子どもたちがシリーズの全6作品を観た時、ひとつの長い物語のように感じられることだったという。

そのためにトレボロウ監督は、オリジナルメンバーを揃って復帰させるべく、「かつてのキャラクターが自然な形で登場する」物語を目指した。レジェンド・チームの3人は、なぜ本作に揃って再登場するのか? 現在の3人はどんな人物になっており、『炎の王国』以後の世界をどう理解しているのか?

さらに本作には、シリーズ第1作『ジュラシック・パーク』から、インジェン社のライバル企業バイオシン・コーポレーションの遺伝学者兼スパイとして暗躍したルイス・ドジスンも再登場する。演じるのはキャメロン・ソアに代わり、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズなどのキャンベル・スコット。原作小説では映画以上に出番の多い人物で、今回は“バイオシン社の社長”として登場するともいわれている。

ジュラシック・ワールド/炎の王国
(c) Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc. and Legendary Pictures Productions, LLC.

ちなみに『ジュラシック・ワールド』シリーズからは、調教師バリー・センベーヌ役のオマール・シー、恐竜保護団体「DPG」のメンバーであるフランクリン・ウェブ役のジャスティス・スミス、ジア・ロドリゲス役のダニエラ・ピネダ、そしてロックウッド家の少女メイジー役のイザベラ・サーモンが続投する。恐竜オタクのロウリー・クルーザースも再登場予定だったが、演じるジェイク・ジョンソンのスケジュールがコロナ禍のために合わなくなり、出演は叶わなくなった

さらにスケールアップ、プロローグは6,500万年前

前作『炎の王国』を経て、重大な岐路を迎えた『ジュラシック・ワールド』シリーズ。トレボロウ監督は『ジュラシック・パーク』シリーズも含めた集大成になると予告しているが、もっとも本作はシリーズのストーリーを完結させる作品というわけではないようだ。プロデューサーのフランク・マーシャルは、「新しい時代の幕開け」になるとも語っている

気になるストーリーについて、すでにいくつかのヒントはある。『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のIMAX上映では、『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』の特別映像が約5分間上映され、プロローグが6,500万年前の白亜紀であることが明かされた。人類誕生のはるか以前、恐竜たちが地球全体を闊歩していた時代や、恐竜のDNAが蚊によって運ばれるようになったという起源が語られたほか、シリーズの過去作品に登場しなかった新たな7種の恐竜が登場したのである。

トレボロウ監督は本作について、「実在した恐竜に焦点を当てたかった」とも発言。『ジュラシック・ワールド』シリーズではおなじみの、インドラプトルやインドミナス・レックスといったハイブリッド恐竜(遺伝子操作で人工的に作られた恐竜)が登場しないことも明らかにしている。その一方、シリーズの“名物恐竜”であるT-レックス(ティラノザウルス・レックス)や、約14メートルという巨体を誇るギガノトサウルスが登場するということだ。

気になるのは、監督が『007』『ボーン』シリーズを引き合いに出しつつ、「(今回は)スパイ映画です。恐竜のいるサイエンス・スリラー」と述べていることだ。この“サイエンス・スリラー”という言葉がキーワードで、どうやらシリーズの過去作品とはこの点で差別化が図られている模様。ハイブリッド恐竜が登場しないことも、こうした作品のトーンに合わなかったためだというのだ。

もちろん、本作は『ジュラシック・ワールド』の最新作でもあるから、クリス・プラット演じるオーウェン、ブライス・ダラス・ハワード演じるクレアの物語も新たな局面に進むことになりそうだ。監督いわく、かつては未熟だったオーウェン&クレアも「シリーズを通してさまざまな困難に直面し、自分たちの責任を受け入れながら成長していく」。そして『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』では「親としての責任のようなもの」踏み込むというから、二人の心理的なドラマも見どころとなるだろう。

Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

コロナ禍の厳戒態勢、未曾有の撮影を終了

『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』の撮影は2020年2月25日(米国時間)に開始されたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、3月13日に中断を余儀なくされた。その後もリモートワークにて作業は進められ、撮影は同年7月よりイギリスのパインウッド・スタジオにて再開。ハリウッドの大手スタジオ作品として、コロナ禍で再始動した初めての作品となった。

製作のユニバーサル・ピクチャーズは、コロナ禍の撮影をやり遂げるため、巨額の予算を投じて独自の安全規約を用意。キャスト・スタッフの検温やウイルスの検査、清掃・消毒といった対策が講じられ、関係者向けの配布資料は109ページにも及んだという。その後も撮影現場で感染が発覚し、撮影中断を余儀なくされたことはあったが、2020年11月に無事に撮影終了を迎えた報道によると、撮影中に行われたPCR検査数は計4万回。徹底した感染対策のために600〜800万ドル(約6億2千〜8億3千万円)が費やされたという。

対策の一環として、キャスト・スタッフはひとつのホテルに滞在し、家族のような距離感のなかで製作を実施。このことは、映画にとってプラスに作用したという。トレボロウ監督は「この時代に作るにふさわしい映画でした」と述べ、作品の同時代性にも言及した。

「この映画は、共存すること、ともに生き抜くことの必要性を描いた作品。このパンデミックから教わったことがあるとすれば、それは互いを守るためには異なる世代の人間が必要だということです。」

脚本・監督は『ジュラシック・ワールド』を手がけたコリン・トレボロウ、共同脚本は『パシフィック・リム:アップライジング』(2018)のエミリー・カーマイケル。原案はトレボロウ監督と、シリーズ前2作の脚本家デレク・コノリーが務めた。製作総指揮はトレボロウ&スティーブン・スピルバーグ、プロデューサーはフランク・マーシャル&パット・クロウリー。音楽には前2作からマイケル・ジアッキーノ、撮影監督には『ジュラシック・ワールド』からジョン・シュワルツマンがそれぞれ続投した。

映画『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』は2022年夏公開予定

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Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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