マーベル『ブレイド』監督が降板 ─ 撮影開始直前、後任探しへ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)リブート版『ブレイド(原題)』より、監督のバッサム・ターリクが降板したことが明らかになった。米The Hollywood Reporterが報じた。
2022年10月より撮影を開始する予定だった。土壇場での降板劇で、スタジオは後任探しに急ぐ。
マーベルはThe Hollywood Reporterを通じ、降板はスケジュール都合によるものと明らかにした。ターリクはエクゼクティブ・プロデューサーとして留まるとし、「バッサムの才能と、彼が現在までに『ブレイド』で行った全ての仕事に感謝します」とした。
ターリクからも「マーベルの素晴らしい皆さんと仕事ができて光栄でした。素晴らしいキャストとクルーを集めることができました。次の監督が作品をどう仕上げてくれるかが楽しみです」との声明が発表されている。
『ブレイド』は、1990〜2000年代にウェズリー・スナイプス主演で実写化された元祖マーベル映画をMCUで新たに描き直す注目企画。ブレイド役として主演には『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)でアカデミー助演男優賞に二度輝いたマハーシャラ・アリ。『マルコムX』(1992)などスパイク・リー監督作品で知られるデルロイ・リンドー、DCドラマ「クリプトン」(2018‐2019)のアーロン・ピエールが出演する。
現時点までに2023年11月3日の米公開がアナウンスされていた。報道によると、同作はすでに脚本の改稿が複数回にわたって生じている。この度の降板による公開スケジュールへの影響は明らかになっていない。
マーベル・スタジオは、同じくリブート企画となる『ファンタスティック・フォー』からもジョン・ワッツ監督が降板した近例がある。この後任のマット・シャクマンが正式に告知されるまで、およそ4ヶ月を要している。
▼ ブレイドの記事
『ブレイド』を救いたい ─ ウェズリー・スナイプス版脚本家「一体何をやってるんだ?」進まぬ企画に痺れ切らす 「なんでこんなに時間がかかってる?」 MCU版『ブレイド』音楽、フライング・ロータス起用予定だった ─ 「また話が来るかもしれないけれど」 現状はいまだ不明 アベンジャーズ新章、始動 ─ 『サンダーボルツ*』から『ドゥームズデイ』へ、マーベル新時代の伏線を大整理 PR徹底特集! ブレイド初の邦訳単独アメコミ『ブレイド:マザー・オブ・イービル』発売 ─ MCU映画化でも注目ダークヒーローが大いなる闇に挑む 死闘が始まる 「マーベルはよくやっている、これから取り戻す」マイケル・B・ジョーダン、『ブレイド』に期待 「ブレイドは全て」
Source:The Hollywood Reporter