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『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は『LOGAN/ローガン』に並ぶ「最も現実的な」ヒーロー映画 ─ 出演者が手ごたえ明かす

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
© 2024 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、ファンの間で人気の高い名作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)を思わせるテイストの一作だ。ある出演者は、また別の傑作スーパーヒーロー映画に本作をなぞらえてもいる。

『インクレディブル・ハルク』(2008)以来のMCU復帰となるザ・リーダー/サミュエル・スターンズ役のティム・ブレイク・ネルソンは、米Varietyにて、『キャプテン・アメリカ』を『LOGAN/ローガン』(2017)に匹敵するほど「最も現実的な」シリーズだと形容。「今回も素晴らしい作品になるでしょう」と手ごたえを語った。

「(『インクレディブル・ハルク』以来)MCUに戻れそうにないことを、本当に悲しく思っていました。ひとりの俳優として、この男(スターンズ)のその後を解明したかったから。18年経ってそれが実現できたわけですが、失望することはなかったですね。素晴らしい挑戦だったし、インディーズ監督であるジュリアス・オナーが見事に導いてくれました。」

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コーエン兄弟やスティーブン・スピルバーグ、ギレルモ・デル・トロなどそうそうたる監督たちと仕事をしてきたネルソンは、オナーを「本物の監督」だと賞賛。MCUの歴史についても「前代未聞、比較するものがない功績だ」と称えた。

僕はマーティン・スコセッシを心から尊敬するし、彼は自分のジャンルを確立しているけれど、マーベルを揶揄するところには同意しません。私はマーベル映画も絶対に映画であるという立場で、彼らは僕たちを子どもに戻してくれる。本当に良い作品なら、その作品に没頭できます。深遠な映画、『グッドフェローズ』や『ミラーズ・クロッシング』、『自転車泥棒』、『シンドラーのリスト』、あるいはクシシュトフ・キェシロフスキ監督のような映画を目指しているわけではなく、(マーベル映画は)エンターテインメント。そこには芸術性もあるのです。」

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、新キャプテン・アメリカを襲名したファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)の新たな戦いが描かれる。共演者にはサディアス・ロス米大統領役でハリソン・フォード、ホアキン・トレス役でダニー・ラミレス、サインドワインダー役でジャンカルロ・エスポジートらが出演する。

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)日米同時公開。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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