『007』シリーズ最新作『BOND 25』クリストフ・ヴァルツの出演が判明 ─ 前作『スペクター』に続いての登板

ダニエル・クレイグ主演、『007』シリーズ最新作『BOND 25(仮題)』にクリストフ・ヴァルツが再登場することがわかった。かねてより出演の噂はささやかれていたが、2019年7月11日(米国時間)ごろからインターネット上での報道が過熱。米Variety、Deadlineほか大手メディアも出演の事実を確認したと伝えている。
ヴァルツが演じるのは、前作『007 スペクター』(2015)に続いて、フランツ・オーベルハウザー/エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド役。シリーズの人気キャラクターで、過去には『007は二度死ぬ』(1967)でドナルド・プレザンス、『女王陛下の007』(1969)でテリー・サバラスが、『007 ダイヤモンドは永遠に』 (1971)でチャールズ・グレイ、『ネバーセイ・ネバーアゲイン』 (1983)でマックス・フォン・シドーが演じていた。
『スペクター』で暗躍の末に逮捕されたブロフェルドが、一体どのような形で本作に登場するのか。あくまで噂レベルの情報ではあるが、米The Playlistによれば、レア・セドゥ演じるマドレーヌ・スワンが獄中のブロフェルドを訪ね、ラミ・マレック演じる悪役について聞き出す場面が存在するという。「『羊たちの沈黙』(1991)風の登場」と伝えているが、真相はいかに。
なお『BOND 25』には、ヴァルツやセドゥ以外にも、M役のレイフ・ファインズ、ビル・タナー役のロリー・キニア、Q役のベン・ウィショー、ミス・マネーペニー役のナオミ・ハリス、そしてフェリックス・ライター役のジェフリー・ライトが再登場する。物語が『スペクター』と繋がっているのか、それとも登場人物を共有する全く新たなエピソードになるのかは分かっていない。
クリストフ・ヴァルツは『イングロリアス・バスターズ』(2009)『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)でアカデミー賞助演男優賞を受賞。近作には『アリータ:バトル・エンジェル』(2018)や『ダウンサイズ』(2017)などがある。
映画『BOND 25(仮題)』は2020年 日本公開予定。
Sources: Variety, Deadline, The Playlist