Menu
(0)

Search

マーベル『ブラックパンサー』早くも記録更新続々!『スパイダーマン:ホームカミング』超えの初動興収狙う

©THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作、映画『ブラックパンサー』が米国にてさらなる高みへ到達しようとしている。
ヒーロー映画史上最高のチケット前売りセールスを記録した本作は、2018年2月16日の米国公開を控えて、同16~19日の興行収入予想をさらに上方修正することになったのだ。見込みの収入額は約1億7,000万ドル、2月公開作品として史上最高のオープニングを飾ることは、いよいよ間違いなさそうである。

『スパイダーマン:ホームカミング』超え、どこまで行ける?

2018年1月下旬、『ブラックパンサー』の米国オープニング興行成績は1億~1億2,000万ドル程度と予想されていた。劇場公開直後の月曜日、2月19日は祝日のプレジデント・デー(ワシントン大統領の誕生日)であるため、映画館には通常より多くの観客が詰めかけると予想されたのである。

しかし、この予想が“甘かった”ことはすぐさま証明された。米Fandangoによれば、本作は『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)を抜いて、ヒーロー映画史上最高のチケット前売りセールスを記録したのである。こうした動きを受けて、予想のオープニング興収額は1億5,000万ドル程度へと上方修正された。2月公開&プレジデント・デー直前の公開作品として4日間の最高の興収記録を保持する、『デッドプール』(2016)の1億5,210万ドルをしのぐことが現実味を帯びてきたのである。

2018年2月12日(現地時間)、米The Hollywood Reporter誌とVariety誌は、『ブラックパンサー』の4日間での興収予想に2度目の上方修正が行われたことを伝えている。前者は1億6,500万ドル以上、後者は1億7,000万ドル程度を記録するものと再度予想したのだ。

もはや『デッドプール』を相手としないほどの破竹の勢いは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の大ヒット作品にどこまで迫れるのか……という次元に達している。
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)のオープニング興収額である約1億1,700万ドル(3日間)を超えて、MCUにおけるヒーローの単独映画第1作としては史上最高額に達するものとみられるほか、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の約1億4,600万ドル(3日間)の記録を抜く可能性もゼロではないだろう(『ブラックパンサー』の3日間の最新興収予測は発表されていない)。

ただし、その一方で予想できないのは海外での興行成績である。THR誌によれば、ディズニー関係者は海外のオープニング興収額を7,500万~1億1,500万ドル程度と予想しているようだ。単独映画第1作、メインキャストを黒人で固めた布陣、そしてリアル路線のポリティカル・アクションという条件は、米国以外で、そして日本ではどのように受け止められるのだろうか……。

ちなみにVariety誌によれば、『ブラックパンサー』は2018年世界で最もツイートされた映画にもなっているという。まだ2018年に入って約1ヶ月半(2月13日現在)だが、全世界で本作は500万回以上ツイートされているのだとか。第2位は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)、第3位は『メイズ・ランナー:最期の迷宮』(6月公開)。ちなみに米国では、同率第1位として『フィフティ・シェイズ・フリード(原題:Fifty Shades Freed)』がランクインしているようだ。

映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日より全国ロードショー

Sources: https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/black-panther-tracking-massive-165m-us-debut-1083867
http://variety.com/2018/film/news/box-office-black-panther-opening-weekend-tracking-1202696018/
http://variety.com/2018/digital/news/black-panther-twitter-record-2018-1202695436/
http://www.boxofficemojo.com/
©THE RIVER

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。