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『ブラックパンサー』ポストクレジットシーン、大幅カットされていた ― 出演者が明かす

ブラックパンサー
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース作品、映画『ブラックパンサー』(2018)のポストクレジットシーンが大幅にカットされていたことがわかった。

注意

この記事には、映画『ブラックパンサー』のネタバレが含まれています。

ブラックパンサー
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

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バッキー再登場、完成版より8分以上長かった

『ブラックパンサー』のポストクレジットシーンでは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でワカンダにて冷凍睡眠に入ったバッキー・バーンズが再登場を果たす。子供たちに見つめられながら目覚めたバッキーは、ティ・チャカ/ブラックパンサーの妹にして天才科学者のシュリに迎えられるのだ。「ホワイトウルフ」と呼ばれる彼は、今やヒドラによる洗脳を受けた暗殺者ウィンター・ソルジャーではない……。(THE RIVERでは、このポストクレジットシーンに関する記事12をご用意している。スタッフによる証言とともに振り返りたい方は、ぜひそちらもご一読いただければ幸いである。)

2018年4月14日(現地時間)、米国オレゴン州ポートランドにて開催された「ウィザード・ワールド・コミコン」に、バッキー役のセバスチャン・スタンが登場。『ブラックパンサー』出演シーンのため、もっと多くの場面を撮影していたことを明かしている。米CinemaBlendが伝えた。

「あのシーンはすごく面白い場面だったんですよ。(完成版は)すごく良いと思いますが、少なくとも8分は長かったんです。バッキーがあれこれ知りたがって、“これはどうしてこんな名前なの?”みたいなことを言う。シュリがちょっとだけ教えてくれるんです。それから二人で歩いていって、長老たちと過ごしたり、子供たちと遊んだりして。でも、あれは見てもらえないわけですよね。」

ちなみにバッキーが呼ばれている「ホワイトウルフ」というコードネームの人物は、コミックにおいて、ティ・チャラの誕生以前からワカンダにいるキャラクター。先王ティ・チャカの任命によって秘密警察のリーダーとして「ホワイトウルフ」を名乗るが、ティ・チャラが国王になったのちに傭兵となっている。こうした設定を今後バッキーが担うということだろうか……。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のプロモーションにて、セバスチャンはこの展開に驚かされたことを語っている(露Kinowetter)。

「『ブラックパンサー』のコミックをもう一度読みたいですね。ホワイト・ウルフのシチュエーションがありますから。まるで(『キャプテン・アメリカ』やバッキーのストーリーとは)異なる筋ですから、そっちに進むとは思っていませんでしたし、何が起こるのかもわかっていなかった。でも、すごく上手いやり方ですよね。“なるほど、いいね”って思ってます。彼ら(マーベル)がどう考えてるのかはわからないんですが。」

さて、「ホワイトウルフ」というコードネームは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』やその後の展開でどのように活きるのか。そして、カットされたというバッキーの“日常シーン”をファンが見られる日はやってくるのか?

映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日に全国の映画館で公開された。

Sources: CB, Kinowetter
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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