『ボヘミアン・ラプソディ』5週目週末も右肩上がりの興行成績 ─ 業界騒然、空前の大ヒット

さすがにここまでの盛り上がりは、なかなかお目にかかることはない。
伝説のバンド、クイーン(Queen)フレディ・マーキュリー激動の半生を描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、いま日本中で空前のブームになっていることは映画ファンが体感されている通り。この勢いがあまりにも凄まじく、公開から5週目を迎えた2018年12月8日〜9日の成績も、前週の週末対比の102%を記録したという知らせが届いた。(533スクリーン、動員348,267人、興行収入5億717万円)。
もはや「空前絶後」としか言い表しようがない。通常、映画の動員や興行収入は、公開初週末をピークにその後緩やかに下降していくもの。前週の記録を上回るとは、宣伝がよほど上手くハマったり、口コミで広まったり、リピート客が多くいなければ難しい。
『ボヘミアン・ラプソディ』の場合、2018年11月9日に日本公開されると、まずは堂々の1位スタート。翌週末も1位を維持したどころか、初週末対比110%を記録した。そして3週目も前週対比102%、4週目になると126%、そしてこの5週目で102%である。つまり『ボヘミアン・ラプソディ』は、5週間連続で観客を増やしながら大ヒット街道をひた走り続けているのである。累計動員は3,201,505 人、累計興行収入 は43億9,670 万円を達成した。あまりの事態に、大ヒットを記念するTVスポットも公開されている。
また、映画のサウンドトラックもCD・デジタルを合わせて247,000枚を突破。12月5日発表の最新オリコン週間デジタルアルバムランキングでは2週連続1位を獲得。11月26日付、12月3日付に続き3週連続3作同時TOP10入りを記録し、先週12月3日付で歴代1位となった「同一アーティストによるデジタルアルバムランキング3作同時TOP10入り連続週数」を、2週から3週に更新している。
ゴールデングローブ賞にもノミネート

批評家にも大評判だ。2018年12月6日にはアカデミー賞の前哨戦と云われるゴールデングローブ賞(ドラマ部門)の作品賞に、及び主演男優賞にラミ・マレックがノミネートされた。これを受けて、クイーンのブライアン・メイとロジャー・テイラー、主演ラミ・マレックから喜びのコメントも到着している。
ブライアン・メイ(クイーン)
映画『ボヘミアン・ラプソディ』を作り上げた優秀なチームが、ノミネートという形でこうして称えられたことに感激しています。1,000%の力を発揮してくれたことに感謝します。この映画が世界中の人たちに深い感動を与えたことを、僕ら全員が誇らしく思います。ラミ・マレックの演技はこのノミネートにふさわしい並外れたものでした。ありがとう!
ロジャー・テイラー(クイーン)
ワオ…なんて素晴らしいチームだ。そしてこれほど多くの人たちが、この映画と僕らの音楽とストーリーに感動してくれたことに興奮しているよ!ラミ、グレアム、そして関係者の皆さん、ノミネートおめでとう!
オール・バイタル!オール・ブリリアント!(=全員が不可欠で重要!全員がお見事!)
ラミ・マレック
フレディ・マーキュリーを演じられたことは、この上ない光栄でした。このような素晴らしい映画に参加出来た経験は一生の宝です。ブライアン・メイとロジャー・テイラー、製作陣には心から感謝しています。
ハリウッド外国人映画記者協会から認めて頂いたことは、私にとってとても幸運なことです。この栄誉を贈るべき人はフレディであり、この栄誉を私が受けられたのもフレディのおかげと感謝しかありません。ありがとう、フレディ。
『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/